AZの燃料添加剤「FCR-062」の300mlを使っている。入れているのは2台で、ウーバーの配達に使っている2ストロークの原付と、N-ONE(JG1)だ。
先に結論を書く。同じ添加剤を2台に入れて、結果が割れた。車のほうは何も感じない。原付のほうはアイドリングが安定した。ただし、期待していたほど劇的でもない。
この「割れた」というのが、実はこの製品を理解するうえで一番大事な部分だったと思っている。効くか効かないかは、添加剤の側ではなく、入れる相手の側で決まっていた。

【スペック】
| 製品名 | AZ(エーゼット)燃料添加剤 FCR-062 |
| 品番 | FP013 |
| 内容量 | 300ml |
| 主成分 | AZ独自処方のPEA(ポリエーテルアミン)を高濃度配合 |
| 対応 | ガソリン/ディーゼル、2ストローク/4ストローク |
| 危険物 | 第四類 第一石油類 |
| 実勢価格 | 1,200〜1,400円前後 |
| ラインナップ | 50ml/100ml/150ml/300ml/1L/4L など |

【添加量は車種で30倍違う】
買う前に見ておきたいのが添加量だ。メーカーが示している目安はこうなっている。
| 自動車(タンク40〜60L) | 約150ml |
| 軽自動車(タンク30L) | 約75ml |
| バイク(4ストローク) | 5Lごとに約15ml |
| 2ストローク車 | 5Lごとに約5ml |
| ディーゼル・ロータリー | 5Lごとに約5ml |
ここで気づくことが2つある。
ひとつは、2ストローク車の指定量が、4ストロークのバイクの3分の1しかないということだ。同じ5Lに対して、4ストは15ml、2ストは5ml。メーカーは理由を書いていないので、なぜそうなのかはここでは推測しない。ただ、「バイク用の量」として覚えていると、2ストに3倍入れることになるので、そこは注意したい。
もうひとつは、車と2ストで1回あたりの量が30倍違うという点だ。車が150mlで、2スト原付が5ml。この差が、容量選びを完全に別の話にしてしまう。
【4Lを買って失敗した話】
正直に書くと、僕は以前この製品の4Lを買っている。安いから、という理由だった。
結果として、車メインで入れていて使い切るのにかなり苦労した。これは量が多すぎたというより、計算を間違えていた。
4Lは4,000ml。車は1回150mlなので、4Lは車で約26回分にしかならない。数字の見た目は大容量だが、給油のたびに入れても26回。しかも毎回入れるものでもないので、実際には何年もかかる。
対して今回買った300mlは、2ストの原付なら1回5mlなので約60回分になる。容量は4Lの13分の1なのに、回数は倍以上ある。
- 4L(4,000ml)÷ 車150ml = 約26回
- 300ml ÷ 2スト5ml = 約60回
燃料添加剤の容量は、mlではなく回数で考えたほうがいい。これが4Lで失敗して学んだことだ。何に入れるかで、同じ1本の意味がまったく変わる。
今回300mlにしたのは、使う相手が原付メインに変わったからだ。それでも60回分あるので、正直まだ多い。原付1台だけに使うなら、AZが出している50mlや100mlのほうが用途に合っている。開封したまま何年も置くくらいなら、小さいものを買い足すほうがいいと思う。
【車では何も感じなかった】
N-ONE(JG1)には、エンジンオイルの交換前に入れた。汚れを落としてからオイルを替えるという流れだ。
結果としては、体感できる変化はなかった。アイドリングも、加速も、エンジン音も、入れる前と区別がつかない。燃費については測っていないので何も書けない。
ここで「効かない製品だ」と結論づけることもできるが、そうではないと思っている。洗浄剤というのは、汚れていないものをきれいにはできない。変化が出なかったということは、そもそも落とすものがあまりなかった可能性がある。
もちろん、実際に開けて中を見たわけではないので、これは僕の推測だ。「効かなかった」のか「効いたが変化として現れなかった」のかを、僕は区別できない。そこは正直に書いておく。
【2ストの原付ではアイドリングが安定した】
一方、ウーバーの配達に使っている2ストロークの原付では違った。
アイドリングが安定した。これが感じられた唯一の変化だ。逆に言えば、それ以外は特に変わっていない。加速が良くなったとも、音が変わったとも思わなかった。
期待していたほどの劇的な変化ではない。ただ、何もなかったわけでもない。この歯切れの悪さが、正確なところだ。
なぜ車と結果が割れたのか。決定的なことは言えないが、条件の違いははっきりしている。片方は年式の新しい4ストロークの軽自動車で、もう片方は1990年代の2ストロークだ。
2ストロークはエンジンオイルを燃焼室に送り込んで燃やす構造で、燃え残りがカーボンとして溜まりやすい。そこに年式が加わる。落とすものが多い側で変化が出て、少ない側で出なかった。そう考えると筋は通る。
つまりこの製品の効き方は、製品の性能というより「入れる相手がどれだけ汚れているか」で決まる。新しくて調子のいい車両に入れて何も起きないのは、たぶん正常な反応だ。
【この変化を断定できない理由】
アイドリングの件について、もう少し慎重に書いておきたい。
この原付は配達に使っているので、毎日走っている距離も、走り方も、日によって違う。季節が変われば気温も変わり、それだけでアイドリングの安定感は変わる。同じ条件で入れる前と後を比べたわけではない。
加えて、配達で使う車体には他の整備も入る。複数のことが同時に動いている状態で、「これは添加剤の効果だ」と断定するのは無理がある。
だからここで書けるのは、「入れるようになってからアイドリングが安定したと感じている」という一文までだ。それ以上のことを書くと、僕が確かめていないことを書くことになる。
なお参考として、メーカー自身が「過剰添加はアイドリング不調などを起こす場合がある」と注意している。アイドリングは添加量の影響が出やすい部分ではあるらしい。用量を守るべき理由がここにある。
【配達で使う原付との相性】
入れるペースについても書いておく。
配達で走っていると給油の回数が多い。毎回入れるのは現実的ではないので、2回に1回のペースで入れている。給油のたびに小さいボトルから計量して注ぐのは手間なので、このくらいが続く範囲だった。
逆に言うと、配達で走る原付は、普通の使い方より添加剤の消費が早い。60回分あっても、給油頻度が高ければそれなりに減っていく。300mlという容量が現実的に使い切れるサイズになったのは、この使い方に変わったからでもある。
もうひとつ、メーカーは燃料タンクが半分以上入っている状態で使うよう案内している。給油の直前ではなく、給油してから入れるほうが濃度が安定する。
【弱点・注意点】
- 効果が体感できるとは限らない。僕の場合、2台のうち1台では何も感じなかった
- 変化を切り分けられない。他の整備や季節と同時に動くので、単独の効果として証明できない
- 容量選びを間違えやすい。車と2ストで1回の量が30倍違う
- 過剰添加は不調の原因になりうる。多く入れれば効くというものではない
- 計量の手間がある。原付に5mlを測って入れるのは、給油のたびだと面倒になる
- 危険物なので保管に気をつける。第四類第一石油類にあたる
【向いている人/向いていない人】
向いている人
- 年式の古い車両に乗っている人
- 2ストローク車を維持している人
- オイル交換や整備の前に、できることをやっておきたい人
- 複数台に入れる人(容量の大きいものが活きる)
- 効果が体感できなくても、予防として納得できる人
向いていない人
- 新しくて調子のいい車両1台だけに使う人(変化を感じにくい)
- 入れてすぐの体感を期待している人
- 計量してから入れるという一手間を面倒に感じる人
- 原付1台だけの人(300mlは多い。50mlや100mlで足りる)
【まとめ】
FCR-062を2台に入れて、結果は割れた。新しい軽自動車では何も感じず、1990年代の2ストロークではアイドリングが安定した。ただしそれも、期待していたほどの変化ではない。
この結果から言えるのは、燃料添加剤に「効くか効かないか」という質問の立て方が合っていないということだ。洗浄剤なのだから、汚れているものには変化が出て、汚れていないものには出ない。それだけの話だったと思っている。
だから買う前に考えるべきなのは、製品の評判ではなく自分の車両に落とすものがあるかどうかのほうだ。古い車両、走行距離の多い車両、しばらく調子が上がらない車両。そこに入れるなら試す価値はある。
そして容量は、mlではなく回数で選ぶ。僕は4Lで一度失敗して、それをようやく理解した。原付メインなら300mlでもまだ多いくらいで、そこは次に買うときの宿題として残っている。
※本記事は、僕が実際に購入して使用している製品について書いています。記載している使用感は測定に基づくものではなく、個人の感想です。効果・効能を保証するものではありません。
※燃料添加剤の効果は、車両の年式、走行距離、エンジンの状態、燃料の種類、走行条件によって大きく異なります。本記事で述べた変化は、他の整備や季節変動と切り分けられていません。
※燃費に関する測定は行っていないため、燃費についての記載はしていません。
※添加量は必ずメーカーが指定する用量を守ってください。過剰に添加した場合、アイドリング不調などの原因となる場合があるとメーカーが注意喚起しています。
※本製品は危険物(第四類 第一石油類)に該当します。火気を避け、高温になる場所を避けて保管し、廃棄は製品表示および各自治体の区分に従ってください。
※適合や使用可否は車両の取扱説明書およびメーカーの案内をご確認ください。価格・容量ラインナップ・仕様は変更される場合がありますので、購入前に販売ページの最新情報をご確認ください。
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※本記事の作成にあたり、文章の構成・編集にAIを利用しています。掲載内容の最終確認は僕自身が行っています。
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