ボディの毛の処理、カミソリだと肌が荒れるし、除毛クリームはニオイと手間がしんどい——僕もずっと“ちょうどいい方法”を探していた。そこで行き着いたのが、パナソニックのファーストボディトリマー(ER-GK23)だ。名前のとおり「はじめてのボディケア」に振り切った入門モデルで、結論から言うと、これは肌にやさしく、思い立った時にサッと使える“最初の一本”としてかなり優秀だった。
「結論」電池式で手軽。VIOまで肌にやさしく整えられる入門機
先に僕の結論をまとめておく。
- 刃先がラウンド形状で肌に食い込みにくい。はじめてでも扱いやすい
- 直刃0.1mm〜3mmまで対応。短く剃るのも、長さを残して整えるのも1台で
- 電池式で充電待ちゼロ。IPX7防水でお風呂剃り&本体丸洗いOK
- ただし①剛毛は複数回の往復が必要②電池管理の手間はある
「初めてボディグルーミングに挑戦したい」「充電が面倒で、思い立った時に使いたい」という人にドンピシャ。順に見ていこう。
製品の狙いとデザイン|“はじめて”でも迷わないI字シェイプ
ファーストシリーズは、若年層やビギナーが最初に手に取ることを想定したシンプル設計が軸だ。胴体はI字シェイプで、各部位に合わせて持ち方を変えられる。丸みや凹凸のある部分も、やさしいタッチで“なでるように”剃れるのが利点だ。腕の可動域が狭くても、処理したい面に刃を当てやすい。
さらに、Oゾーンなど届きにくい部分にも対応する「V字ヘッド」を採用。細かい部分もカバーできる作りになっている。パナソニック公式アンケートでは、ボディトリマー購入時に魅力を感じた点の1位が「VIOにも使える」で、購入者の7割弱がVIO使用を想定しているというデータもある。まさにそのニーズに応える設計だ。
スペックと付属品(要点まとめ)
- 電源方式:単3形アルカリ乾電池×1(別売)/単3形ニッケル水素充電池×1(別売)
- 使用可能時間:アルカリ乾電池1本で約70分使用可能
- 防水性能:IPX7基準(お風呂使用可/本体まるごと水洗い可)
- 本体サイズ・質量:高さ161×幅31×奥行44mm/約95g(電池・アタッチメント除く)
- 刈れる長さ:直刃 約0.1mm+2種アタッチメント(2mm/3mm)で長さ調整
- カット部:一度に多くの毛をとらえる35mmワイドカット部、肌に食い込みにくいラウンド刃
- 付属品:肌ガードアタッチメント(2mm)、長さそろえアタッチメント(3mm)、掃除用ブラシ、専用オイル
入門機らしく“必要十分”に徹した構成だ。電池1本駆動なので旅先でも身軽。カラーはライトグレー・ダークネイビー・ライトグリーンの3色展開になっている。
“0.1mm〜3mm”の幅|短く剃るも、長さを残すも自在
ここは記事を書くうえで一番大事なポイントだ。この機種は「2mm/3mmに整えるだけ」の機械ではない。アタッチメントを外した直刃なら、約0.1mmの短さまで剃れる(へそ周りなど)。そこに2mm・3mmのアタッチメントを足すことで、長さを残した“整える”仕上がりにもできる。
つまり、「しっかり短く剃る」も「自然に整える」も1台でこなせるのがER-GK23の実力だ。ただし注意点として、0.1mmと2mmの“間”は剃れない(0.1mm/2mm/3mmの段階になる)。細かい無段階調整をしたいなら上位機、という切り分けになる。
使いみち別の仕上がりイメージ
- 腕・脚:3mmで輪郭のチクチクを抑えつつ清潔感。夏場のすね毛を“やりすぎない”自然さに
- 胸・腹:まず3mmで均して、境目が気になれば2mmで微調整。Tシャツ越しの透け感を弱めるのにちょうどいい
- ワキ:毛流れと逆方向へ軽く往復。一度に多くを刈り込もうとしないのがコツ
- VIO:後述のとおり、必ずアタッチメントを装着。皮膚を軽く張り、ゆっくり少しずつ
【重要】VIOは必ずアタッチメントを装着する
安全に関わるので強く書いておく。パナソニック公式は、性器と肛門およびその周辺は“必ず”アタッチメントを使うと明記している。直刃のまま当てるのはNGだ。また、アタッチメントは毛がぬれた状態では使わないことも指定されている。
デリケートゾーンは、2mmの肌ガードアタッチメントを基本に、片手で皮膚を軽く張って面を作り、ゆっくり少しずつ短くするのが安全。深追いは禁物だ。ここを守れば、初めてでも安心して使える。
実際の使い勝手(数日運用メモ+ユーザーの声)
- 当て方:刃の“面”を寝かせてなで剃り。立てると引っかかりやすい。浴室での湿剃りはとくに快適
- スピード:剛毛・長い毛は複数回の軽い往復で整えると仕上がりが均一に。無理に押し当てないのがキレイに仕上げる近道
- 音と振動:入門機らしく静かめ。夜のバスルームでも気兼ねが少ない
実ユーザーの声としては「5,000円くらいで買えて価格が手頃」「電池式なので気軽に使える。エネループで運用すれば電池の買い足しもなく相性がいい」「直刃だけでも使えるうえ、アタッチメントが2つ付いてくるのがうれしい」「防水で洗いやすい」といった評価が多い。一方で「頻繁に使う人だと電池管理が煩わしく感じるかも」という声もあり、使用頻度で電源方式の向き不向きが分かれる印象だ。
お手入れ・メンテの実際
- 使用直後に水洗い:毛くずは濡れて固まりやすいので、使ってすぐ水を通して流す
- 乾燥:よく振って水切り→タオルで押さえ→風通しの良い場所で自然乾燥
- オイル:乾いたら刃に一滴。切れ味と肌あたりが戻る
- アタッチメント管理:2mm/3mmは用途別に分けて保管。変形防止のため重い物を上に置かない
「水洗い後は刃にオイルを一滴」——これをやるかやらないかで、切れ味の持ちがけっこう変わる。地味だが続けるうえで大事な習慣だ。
電池式のメリット/デメリット
メリット
- いつでも使える:充電待ち不要。思い立ったタイミングで即稼働
- 軽量・取り回し良好:本体約95gで疲れにくい。旅行でも荷物が増えない
デメリット
- ランニングコスト:電池交換が必要。充電式ニッケル水素(エネループ等)で運用すると経済的
- 出力の頭打ち:ハイエンド充電式に比べると、剛毛の刈り込みは“回数で稼ぐ”場面がある
他モデルとのざっくり比較(指名買いの参考)
- 本機ER-GK23(ファースト):電池式・軽量・手軽。0.1〜3mm対応。はじめて/整える中心の人にベスト
- ER-GK8A:USB充電式でER-GK23の約1.3倍トルク。ただし対応は0.1mm・2mmで3mmアタッチメントなし
- ER-GK83/GK9A:充電式でパワー・調整幅が充実(0.1〜12mm超)。全身を頻繁に短時間で処理したい人に
ちなみに、ER-GK23とほぼ同じ中身のAmazon限定モデル「ER-NGKC3」もある。価格を見比べて選ぶといい。
よくある質問(FAQ)
Q. 浴室で使える?
使える。IPX7基準の防水で、お風呂での使用も本体まるごと水洗いもOKだ。
Q. どのくらい短くできる?
アタッチメントを外した直刃なら約0.1mmまで、アタッチメント装着で2mm・3mmに整えられる。ただし0.1〜2mmの間の長さには調整できない。
Q. 電池はどのくらい持つ?
単3形アルカリ乾電池1本で約70分使用可能。充電式ニッケル水素電池を使えば経済的に運用できる。
Q. デリケートゾーン(VIO)に使える?
使える。ただし性器・肛門およびその周辺は必ずアタッチメントを装着し、毛がぬれていない状態で、皮膚を軽く張ってゆっくり整えること。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 初めてボディグルーミングに挑戦する人
- 自然で清潔感のある長さに整えたい人/短く剃りたい人
- 浴室でまとめてサッと済ませたい人(防水・水洗い重視)
- 充電待ちが面倒で、思い立った時に使いたい人
向いていないかも
- 肌に密着する深剃りでツルツルの仕上がりを求める人(脱毛器など別カテゴリが適任)
- 剛毛を一気に短時間で大量処理したい人(上位充電式のほうが快適)
- 無段階で細かく長さを変えたい人(0.1〜2mmの間は不可)
まとめ|“やりすぎない清潔感”を最短ルートで
実際に使ってみた僕の結論として、ER-GK23は「やさしい肌あたり・浴室での手軽さ・シンプル操作で、はじめての全身ケアを気楽に始められる入門機」だった。
- 直刃0.1mm〜3mmで、短く剃るも整えるも1台で完結
- 電池式で思い立った時にすぐ使え、IPX7で丸洗いもラク
- V字ヘッド&35mmワイドカット部でVIOまで扱いやすい
- ただし「VIOはアタッチメント必須」「剛毛は複数回往復」は理解を
ハイエンドのような多段調整やパワーはない。でも、5,000円前後で買えて、肌にやさしく、思い立った時にすぐ使える——“無理なく続けられる”という意味で、最初の一本に本当に勧めやすいトリマーだ。まずはここから始めて、物足りなくなったら上位機を検討する、という流れが失敗しないと思う。
仕様・価格は変動するため、最新情報は必ずメーカー公式サイトでご確認ください。使用方法・使用部位に関する注意は取扱説明書に従ってください。

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