【Soundcore Liberty 5 レビュー】1.5万円で全部入りの万能TWSを本音で検証|ノイキャン3.5×LDAC

Anker

「ノイキャンも音質もバッテリーも、全部そこそこ以上が欲しい」——そんなワガママに、1万5,000円で真っ向から応えてくるのが、AnkerのSoundcore Liberty 5だ。人気モデルLiberty 4の次世代機として、ノイズキャンセリング・音質・外音取り込み・バッテリーが軒並み進化。さらにLDAC・Dolby Audio・マルチポイント・ワイヤレス充電まで積んでいる。

本記事では、公式仕様を押さえつつ、音質・ノイキャン・装着感・使い勝手・弱点まで、実ユーザーの声も交えて正直にレビューする。

【結論】刺さる人・合わない人

先に結論。Liberty 5は**「1.5万円で、弱点の少ない万能TWSが欲しい人」に刺さる**一台だ。特にノイズキャンセリングは2万円以下でトップクラス。音質・機能・バッテリーがバランスよく高い。逆に、フラットな音が好きな人やゲーム重視の人、ビルド質感に強くこだわる人には刺さりきらない。

  • ◎ 1.5万円で音質もノイキャンもバッテリーも欲しい欲張りな人
  • ◎ 通勤・通学でノイキャンを使いたい人/迫力ある低音が好きな人
  • ◎ LDAC対応Androidを使っている人/PCとスマホを併用する人
  • △ フラットな音が好き・ゲーム重視の人/金属質感の所有感を求める人

【Soundcore Liberty 5とは】Liberty 4の次世代機

Liberty 5は、累計150万台を突破したLiberty 4の後継機だ(シリーズ合計・2025年5月時点、Anker調べ)。注目はウルトラノイズキャンセリング3.5への進化。Liberty 4の2.0から刷新され、センサーが毎分180回、周囲の騒音レベルと装着状態の両方を検知して自動最適化する。音質面でも、9.2mmダイナミックドライバーにウールペーパー振動板、そしてSoundcore初のバスレフ構造を組み合わせている。

【スペックまとめ】

項目仕様
ドライバー9.2mm ダイナミック(ウールペーパー振動板)
構造バスレフ構造(内部2ダクト・Soundcore初)
ノイキャンウルトラノイズキャンセリング3.5
通信Bluetooth 5.4
コーデックSBC/AAC/LDAC
立体音響Dolby Audio対応
再生時間(通常)最大12時間/ケース込み48時間
再生時間(ノイキャンON)最大8時間/ケース込み32時間
短時間充電約10分で最大5時間再生
充電方式USB-C/ワイヤレス充電
マルチポイント対応(LDAC・Dolby Audioと併用可)
外音取り込みマイク合計4つ
防塵・防水IP55(イヤホン本体のみ/ケースは非防水)
重量片耳 約5.2g/ケース込み 約59g
カラーミッドナイトブラック/パールホワイト/ディープブルー/アプリコットピンク/シャンパンゴールド
価格14,990円(税込・記事作成時点)

【デザイン・装着感】感圧つまみ操作が快適

Liberty 5はスティック型で、耳から取り外しやすく装着位置も微調整しやすい。操作は側面を軽くつまむ感圧センサー方式で、タッチ操作より誤操作が少ない。実ユーザーからも「つまみ操作は誤操作が少なくて使い心地がいい」と好評だ。髪や帽子が触れて勝手に停止、が起きにくいのは通勤中にありがたい。

片耳約5.2gと、ノイキャン搭載機としては十分軽い。イヤーチップは複数サイズが付属するので、密閉が甘いと低音とノイキャンが弱まる点に注意して、最初に必ずサイズを合わせたい。

正直な声も添えておく。実ユーザーからは「ビルドクオリティや所有感は、金属フレームだったLiberty 4の方が好きだった」という意見もある。Liberty 5はフレームが非光沢のシンプル路線になったので、質感の好みは分かれる。

【音質】迫力の低音とクリアな中高音

9.2mmドライバー+ウールペーパー振動板で、歪みを抑えたクリアな中高音を狙いつつ、Soundcore初のバスレフ構造(2本ダクト)でサイズ以上の低音を出す。EDM・ロック・ヒップホップのようなベースとキックが効く曲と相性がいい。

実ユーザーの評価は「弱ドンシャリでクリア、音楽視聴と相性がいい」という声が多い。一方で「アニメや映画のセリフ重視にはやや不向き」という指摘もある。フラット志向やセリフ最優先なら、後述のイコライザーで調整するのが前提になる。

【LDAC・Dolby Audio】ハイレゾと立体感

コーデックはSBC/AAC/LDAC。LDAC対応のAndroidと組み合わせれば、従来コーデックの約3倍の情報量で原音に忠実な再生ができる。さらにDolby Audioに対応し、ライブ映像や映画で音の広がり・立体感が増す。

ひとつ注意。iPhoneはLDAC非対応でAAC接続になる。LDAC目当てなら手持ち機器の対応を確認したい。とはいえAACでも通常の音楽・動画には十分で、Dolby Audioやイコライザーは活用できる。

【ウルトラノイズキャンセリング3.5】2万円以下でトップクラス

本機最大の武器がノイキャン3.5だ。電車の走行音、空調、カフェの環境音といった継続音をしっかり抑える。実ユーザーからも「2万円以下のTWSではノイキャンがトップクラス」「飛行機で使うと外音の遮断感が優秀で、音楽や動画が鮮明に聞こえる」と高く評価されている。

ただしノイキャンは人の声や突発音を完全に消す機能ではない。駅のホームや道路では周囲を確認し、必要に応じて外音取り込みに切り替えるのが安全だ。

【外音取り込み・通話】4マイクでクリアに

外音取り込みは、Liberty 4から左右1基ずつマイクが増え、合計4つの外音取り込みマイクでよりクリアかつ自然に周囲の音を拾う。レジや駅アナウンスの確認、ちょっとした会話に便利だ。ただし実ユーザーからは「外音取り込み時のホワイトノイズが少し気になる」という声もある。

通話は複数のマイクとノイズ低減処理で、環境音がある場所でも声を届けやすい。強風がマイクに直接当たる状況では風切り音が残ることがあるので、重要な通話は建物の陰などで行うと安定する。

【バッテリー】最大48時間+10分充電で5時間

通常モードで単体最大12時間、ケース込み48時間。ノイキャンONでも単体8時間・ケース込み32時間と長い。約10分の充電で最大5時間再生できる短時間充電も心強い。

実使用の声として、「ノイキャンON+LDACで実測8.5〜10時間」という報告があり、公式のケース込み32時間ともおおむね一致する。再生時間は音量・コーデック・ノイキャン・通話などで変動する点は押さえておきたい。

【マルチポイント・ワイヤレス充電・アプリ】

2台同時接続のマルチポイントに対応し、LDACやDolby Audioを使いながらマルチポイントを併用できるのが強み。PCで動画を見ながらスマホの着信に出る、といった使い方がスムーズだ。ケースはUSB-Cに加えワイヤレス充電にも対応する。Soundcoreアプリではノイキャン切替、イコライザー、Dolby、操作カスタマイズ、ファームウェア更新などができるので、購入後はまずアプリで最新化+音質調整をしておきたい。イヤホン本体はIP55の防塵防水で、汗や突然の雨にも強い(ケースは非防水)。

【気になった点】正直な弱点

  1. iPhoneではLDACが使えない:AAC接続になる。LDAC重視ならAndroid前提。
  2. ノイキャンは完全に無音にはならない:継続音に強い一方、人の声や突発音は聞こえることがある。
  3. 音の傾向はドンシャリ:フラット志向・セリフ最重視ならEQ調整が前提。
  4. 外音取り込みのホワイトノイズ:静かな場所では少し気になるという声がある。
  5. 質感の好みが分かれる:金属フレームのLiberty 4の方が好き、という声もある。

【こんな人におすすめ・向かないかも】

おすすめ

  • 1.5万円で音質・ノイキャン・バッテリーをバランス良く欲しい人
  • 通勤・通学でノイキャンを使いたい人/低音好き
  • LDAC対応Androidユーザー/PCとスマホを併用する人
  • オンライン会議にも1台で使いたい人

向かないかも

  • できるだけ安いTWSが欲しい人/ノイキャン・LDACを使わない人
  • フラットな音・ゲーム低遅延を最優先する人
  • オープンイヤー型や、水泳・入浴で使えるイヤホンが欲しい人

【まとめ】評価

Soundcore Liberty 5は、音質・ノイキャン・バッテリー・機能・接続性を高い水準でまとめた万能型TWSだ。バスレフ構造の迫力とウールペーパーのクリアさ、2万円以下トップクラスのノイキャン3.5、最大48時間再生、LDAC+Dolby併用のマルチポイント——弱点の少なさが光る。

ドンシャリ傾向や外音取り込みのホワイトノイズ、iPhoneでのLDAC非対応といった注意点はあるが、14,990円でこれだけ盛り込んでいることを考えればコスパは高い。通勤・デスクワーク・会議・動画まで1台で幅広くこなしたい人に、自信を持っておすすめできる。

評価項目スコア
音質★★★★★(4.5)
ノイズキャンセリング★★★★★(4.7)
バッテリー★★★★★(4.8)
装着感★★★★(4.3)
通話性能★★★★(4.2)
機能性★★★★★(4.8)
コストパフォーマンス★★★★★(4.7)
総合評価★★★★★(4.5 / 5.0)

製品情報

  • 商品名:Anker Soundcore Liberty 5(完全ワイヤレスイヤホン)
  • ドライバー:9.2mm ダイナミック(ウールペーパー振動板・バスレフ構造)
  • ノイキャン:ウルトラノイズキャンセリング3.5/通信:Bluetooth 5.4
  • コーデック:SBC/AAC/LDAC/Dolby Audio対応
  • 再生:通常 最大12h/48h・ノイキャンON 最大8h/32h(10分充電で最大5h)
  • 充電:USB-C/ワイヤレス充電/防水:IP55(本体のみ)
  • 重量:片耳 約5.2g・ケース込み 約59g/カラー:5色
  • 価格:14,990円(税込・記事作成時点)
  • 販売:Anker公式・Amazon・楽天市場・家電量販店 ほか

価格・仕様・在庫・販売状況は変更される場合があります。再生時間は音量・コーデック・ノイズキャンセリング・通話・気温などにより変動します。iPhoneはLDAC非対応のためAAC接続となります。ノイズキャンセリングはすべての音を消す機能ではありません。掲載した使用者の声は、実際に本製品を使用したユーザーのレビュー内容を要約したものです。最新情報はAnker公式サイトまたは各販売店でご確認ください。

Anker Soundcore Liberty 5 完全ワイヤレスイヤホン
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