パソコン作業をしていると、いつの間にかUSBポートが足りなくなる——これ、あるあるだと思う。マウス、キーボード、外付けSSD、スマホの充電、オーディオ機器…と挿していったら、気づけばポートは常に満席。正直、僕もずっとこれに悩まされてきた。
そんなポート不足を一気に解決してくれるのが、今回レビューするRSHTECHのUSBハブ「RSH-ST07C-4」だ。数週間使ってみたので、良かったところも、実際のユーザーからよく挙がる注意点も含めて、正直に書いていく。
「結論」ポート不足の解消に最適。ただし2つだけ注意点あり
先に僕の結論をまとめておく。
- USB-C×4・USB-A×3の7ポートで、拡張性はバッチリ
- セルフ/バスパワー両対応で、使うシーンを選ばない
- ただし①10Gbpsは全ポートではない②タッチスイッチが少し敏感
この2つの注意点さえ理解しておけば、ポート不足に悩んでいる人にはかなりおすすめできる一台だ。以下でじっくり見ていく。
基本スペックをおさらい
- メーカー/型番:RSHTECH/RSH-ST07C-4
- ポート数:7ポート(USB-C×4・USB-A×3)
- 転送速度:10Gbps対応は3ポート(USB-C×2+USB-A×1)/残り4ポートは5Gbps
- 規格:USB 3.2 Gen2
- 電源:セルフパワー/バスパワー両対応(ACアダプタ付属)
- スイッチ:タッチ式ON/OFF
- ボディ:アルミ合金/付属ケーブル100cm(1m)
USB-C×4・USB-A×3の7ポートで拡張性は文句なし
このハブの最大の魅力は、やっぱり7ポートという拡張性だ。
USB-Cが4つ、USB-Aが3つ。最近はUSB-C機器が増えてきたとはいえ、プリンターやUSBメモリ、カードリーダーみたいにまだまだUSB-Aも現役だ。このハブはUSB-Cに偏りすぎず、USB-Aもしっかり3つ確保しているのがうれしい。古い機器も新しい機器も一気にまとめられるので、デスク周りがぐっとスッキリした。この「CとAのバランスの良さ」は、意外と他の製品にはないポイントだと思う。
【重要】10Gbpsは“全ポート”じゃない。ここは要注意
ここは買う前に絶対に知っておいてほしいポイント。この製品は「10Gbps」とうたわれているけれど、7ポート全部が10Gbpsというわけではない。
正確には、10Gbps(USB 3.2 Gen2)で使えるのは3ポート(USB-C×2+USB-A×1)だけで、残りの4ポート(USB-C×2+USB-A×2)は5Gbps(USB 3.0)だ。だから、外付けSSDみたいに速度が欲しい機器は、必ず10Gbps対応の3ポートのほうに挿すのが正解。ここを間違えて5Gbpsポートに挿すと「思ったより遅い」となってしまう。
ちなみに僕が10Gbps対応ポートに外付けSSDをつないで約20GBの動画を転送してみたところ、体感でもかなり速く、ストレスは感じなかった。ポートさえ間違えなければ、高速転送はしっかり快適だ。動画編集やRAW現像をする人には十分に武器になる速度だと思う。
セルフ/バスパワー両対応で、使い方を選ばない
地味に便利なのが、セルフパワーとバスパワーの両対応。付属のACアダプタを使えば、外付けHDDや消費電力の大きい機器を複数つないでも安定して動く。逆に、電力をあまり食わない使い方なら、ACなしのバスパワーで身軽に運用できる。「据え置きでガッツリ」も「サッと軽く」も、シーンに合わせて選べるのはありがたい。
タッチスイッチは便利。でも“敏感さ”には注意
本体上部にはタッチ式のON/OFFスイッチがある。使わないときにサッと電源を切れて、待機電力の節約にもなるし、物理ボタンのカチッという音がないので静かに操作できる。夜間や静かなオフィスでも気を使わなくていいのは良いところだ。
ただし、これは実際のユーザーからもよく挙がる声なんだけど、このタッチスイッチが少し敏感だ。軽く触れただけで反応して、意図せず電源をオフにしてしまうことがある。「作業中にうっかり触れて切れた」という声もあるので、本体の置き場所は手が当たりにくいところにしておくのが無難だと思う。
アルミボディと1mケーブルで、デスクに馴染む
ボディはアルミ合金製で、手に取るとひんやりずっしり。安っぽさは一切なくて、MacやSurfaceみたいな高級ノートPCと並べても違和感がない。放熱性も高く、耐久性の面でも安心感がある。付属ケーブルは100cm(1m)と余裕があるので、デスクトップの背面ポートからでも机上まで無理なく引き回せて、配線を隠したきれいなレイアウトも作りやすい。
【実ユーザーの声】気になる点も正直に
良いところばかりでは信用できないと思うので、僕が使って感じた点+実際のレビューでよく挙がる声もまとめておく。
- タッチスイッチが敏感で、うっかり触れて電源が切れることがある
- ポートの間隔がやや狭めで、太いUSBメモリやアダプタを挿すと隣のポートが使いにくくなることがある
- アルミボディでやや重く、持ち運びには不向き(据え置き向き)
- 長時間使うと本体がやや暖かくなる(※放熱が効いている証拠で、熱暴走するレベルではない)
どれも致命的な欠点ではないけれど、「太めのUSBメモリをよく使う」「持ち運んで使いたい」という人は、事前に知っておくと後悔しないと思う。
メリットとデメリット
メリット
- USB-C×4・USB-A×3の7ポートで拡張性抜群
- CとAのバランスが良く、古い機器も最新機器もカバー
- セルフ/バスパワー両対応で使い方を選ばない
- アルミ合金ボディで放熱性・耐久性が高い
- タッチスイッチで静かに電源管理できる
デメリット
- 10Gbps対応は3ポートのみ(残り4ポートは5Gbps)
- タッチスイッチが敏感で誤操作しやすい
- ポート間隔が狭めで、太い機器を挿しづらい場面がある
- やや重く、持ち運びには不向き
こんな人におすすめ
- USBポート不足に悩んでいる人
- USB-CとUSB-Aの機器を両方たくさん使う人
- 外付けSSDなどで高速転送環境を整えたい人(※10Gbpsポートを活用)
- デスクに据え置きで、見た目もきれいにまとめたい人
まとめ|ポート不足の悩みに効く、頼れる多ポートハブ
数週間使ってみた僕の正直な感想として、RSHTECH RSH-ST07C-4は「多ポートの拡張性」と「セルフ/バスパワー両対応の柔軟さ」を兼ね備えた、ポート不足解消にうってつけのUSBハブだった。
- USB-C×4・USB-A×3の7ポートで、機器をまとめてスッキリ
- 10Gbps対応ポートを使えば高速転送も快適
- ただし「10Gbpsは3ポートのみ」「タッチスイッチが敏感」の2点は要確認
この注意点さえ押さえて選べば、USBポート不足に悩んでいる人にとっては、価格以上に頼れる一台になると思う。特に外付けSSDで高速転送をしたい人は、10Gbps対応ポートを狙って挿すのを忘れずに。僕はこれでデスク周りが一気に片付いて、作業が快適になった。


