お風呂で音楽を聴きたい。それだけのために、僕はずっとスマホを脱衣所に置いて、ドア越しのスカスカな音で我慢していた。
かといって、浴室にスマホを持ち込むのは怖い。防水スピーカーを買おうにも、キャンプでも使える防水性と、そこそこの音質と、持ち運べるサイズと、長く使えるバッテリー。この全部を満たそうとすると、意外と選択肢が少ないし、値段も上がっていく。
そんな「安くて小さくて丈夫で長持ち」を全部詰め込んだのが、今回レビューする「Anker Soundcore Select 4 Go」だ。
約265gのコンパクトな本体に、5Wのフルレンジスピーカーとパッシブラジエーターを搭載したBluetoothスピーカー。最大20時間の連続再生に加え、IP67の防塵・防水性能を備えているので、キッチンや浴室などの水回りから、キャンプやピクニックまで幅広く使える。Soundcoreアプリにも対応していて、Proイコライザーで音質を自分好みに調整できる。同じモデルを2台用意すれば、左右を分けたワイヤレスステレオ再生も可能だ。
そして公式価格は3,990円。この記事では、Soundcore Select 4 Goの音質、低音、携帯性、防水性能、バッテリー、アプリ機能を、実際に使っている人たちの声も交えてレビューしていく。
- Soundcore Select 4 Goってどんなスピーカー?
- Soundcore Select 4 Goの基本スペック
- デザインと携帯性をレビュー
- 5Wスピーカーの音質をレビュー
- パッシブラジエーターによる低音をレビュー
- Soundcoreアプリをレビュー
- ワイヤレスステレオをレビュー
- Bluetooth接続をレビュー
- 最大20時間のバッテリーをレビュー
- IP67の防塵・防水性能をレビュー
- 浴室・キッチンでの使い勝手
- アウトドア・車内での使い勝手
- 動画やゲームでの使い勝手
- 操作性をレビュー
- 非対応となる機能
- Soundcore Select 4 Goのメリット
- Soundcore Select 4 Goのデメリット・注意点
- Soundcore Select 4 Goがおすすめな人
- Soundcore Select 4 Goをおすすめしにくい人
- まとめ:4,000円で「雑に使える」のが最大の価値
Soundcore Select 4 Goってどんなスピーカー?
Soundcore Select 4 Goは、持ち運びやすさと長時間再生を重視した小型Bluetoothスピーカーだ。幅約121mm、高さ約83mm、奥行き約49mmという手のひらサイズで、重量も約265gに抑えられている。
大型スピーカーのように部屋全体へ大音量を届ける製品ではないが、デスク、ベッドサイド、キッチン、浴室、旅行先のホテルで音楽を楽しむには扱いやすいサイズだ。音声出力は5Wで、1基のフルレンジスピーカーと1基のパッシブラジエーターを搭載。小型ボディながら、スマホの内蔵スピーカーより広がりと厚みのある音を再生しやすく、音楽、ラジオ、ポッドキャスト、動画と幅広く使える。
ちなみにこの製品、同じ手のひらサイズの定番であるJBL GOシリーズの対抗機という位置づけで登場した。実際に両方を比較検討したユーザーも「JBL GO4と悩んだが、最終的には価格と再生可能時間の差でSelect 4 Goに決めた」と語っていて、価格とバッテリーが選ばれる理由になっている。
Soundcore Select 4 Goの基本スペック
まずは公式仕様を表でまとめておく。
| 商品名 | Soundcore Select 4 Go |
| 製品タイプ | ポータブルBluetoothスピーカー |
| オーディオ出力 | 5W |
| スピーカー構成 | フルレンジスピーカー×1、パッシブラジエーター×1 |
| 通信規格 | Bluetooth 5.4 |
| 対応コーデック | SBC、AAC |
| 最大再生時間 | 最大20時間 |
| 充電時間 | 約4時間 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 防塵・防水規格 | IP67 |
| Soundcoreアプリ | 対応(Proイコライザー) |
| ワイヤレスステレオ | 同一モデル2台のTWSペアリングに対応 |
| 本体サイズ | 約121×83×49mm |
| 重量 | 約265g |
| カラー | 全6色(ブラック/ホワイト/ブルー&グリーン/ライトグリーン/ホワイト&レッド/パープル&イエロー) |
| 保証 | 18か月+Anker会員登録で6か月延長 |
| 公式販売価格 | 3,990円(税込・記事作成時点) |
| 発売時期 | 2024年10月 |
| パッケージ内容 | 本体、USB-A&USB-Cケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル |
必要な機能を厳選したシンプルな製品だが、防水性能、長時間再生、アプリによる音質調整、TWSステレオと、日常で使いやすい機能はしっかり載っている。なお、AUX入力、microSDカード再生、通話用マイク、モバイルバッテリー機能は非搭載だ。
デザインと携帯性をレビュー
手のひらに収まるコンパクトサイズ
サイズは約121×83×49mm。一般的なスマホより横幅が短く、リュックやトートバッグ、旅行用バッグの空いたスペースに収まる。自宅でも大きな設置場所が要らず、パソコンの横、ベッドサイド、キッチンの棚に置きやすい。使わないときは引き出しにしまえるので、常設スペースを確保できない一人暮らしの部屋にも向いている。
約265gで気軽に持ち出せる
本体重量は約265g。500mlペットボトルの約半分程度で、毎日の荷物に追加しても負担になりにくい。キャンプ、ピクニック、旅行、出張へ持って行く場合も、大型Bluetoothスピーカーより圧倒的に携帯しやすい。
この「ちょうど良さ」を、実ユーザーが的確に言語化していた。「アウトドアスピーカーって、意外と余計に大きいものを買って使わなくなるケースが多い。Select 4 Goはサイズも軽くて邪魔にならず、カバンの中に常に入れておけるちょうど良さがある」。大きくて高性能なスピーカーより、小さくて持ち出せるスピーカーのほうが結局よく使う、というのは本当にそのとおりだと思う。ただし、ポケットに入れて長時間持ち歩くには厚みがあるので、バッグやポーチに入れる使い方が合っている。
ストラップ付きで吊り下げられる
本体にはストラップが付いていて、手に掛けて持ち運んだり、フックへ吊り下げたりできる。キャンプではテントやバッグの近くに掛け、浴室では水が直接かかりにくい場所に吊るすなど、設置方法の幅が広がる。ただし、ストラップだけで高い場所へ長時間吊り下げる場合は、落下しないことを確認しよう。
全6色から選べる
カラーは、ブラック(A31X1011)、ホワイト(A31X1021)、ブルー&グリーン(A31X1031)、ライトグリーン(A31X1061)、ホワイト&レッド(A31X1091)、パープル&イエロー(A31X10Q1)の全6色。定番色から個性的な配色まで選べるので、部屋のインテリアやキャンプ用品、普段のバッグに合わせやすい。
実は、このカラバリの豊富さは意外と評価が高いポイントだ。「スピーカーは持ち歩く機会が多いだけに、自分らしい色を選べるのは満足度を上げてくれる」という声もある。カラーによって在庫状況が異なるので、購入時に希望の色が販売されているか確認しよう。
5Wスピーカーの音質をレビュー
スマホより明らかに厚みのあるサウンド
オーディオ出力は5W。大型Bluetoothスピーカーと比べれば控えめだが、スマホの内蔵スピーカーより音量を確保しやすく、音に厚みを感じやすい構成だ。デスクで作業しながら音楽を流す、キッチンでラジオを聞く、浴室で動画の音声を再生する、といった使い方には十分な出力といえる。
この「見た目とのギャップ」は、実ユーザーが口を揃えて驚くところだ。「ポータブルだから余り期待していなかったけど、すごく使い勝手のよい商品」「音楽を再生したら、良い意味で裏切られました」「そのコンパクトさからは想像できないほどの力強いサウンド」という声が並ぶ。値段を考えると、という前置き抜きでも十分鳴る、というのが共通した評価だ。
一方で、限界も正直に書いておく。実際に使い込んだユーザーからは「超高音域の繊細さはそこまで強くない」「サイズなりの音量上限がある」「オーディオマニア向けではない」という指摘もある。広い屋外や大人数のパーティーで大音量を出す用途では、5Wでは力不足を感じる可能性が高い。
1.75インチのフルレンジスピーカー
内部には1基のフルレンジスピーカーが搭載されている。低音から高音までを1つのユニットで再生するシンプルな構成だ。複数のドライバーを備えた上位モデルほど音域を細かく分けられるわけではないが、ボーカル、会話、楽器の音をバランスよく再生しやすい。ポップス、アコースティック、ラジオ、ポッドキャストなど、日常的なコンテンツと相性がいい。
1台での再生はモノラル
スピーカーユニットが1基なので、1台で使う場合はモノラル再生になる。左右から音が広がる本格的なステレオ感を1台だけで得ることはできない。作業用BGMや音声コンテンツでは大きな問題になりにくいが、映画、ライブ映像、ゲームなどで音の方向や広がりを重視する人には物足りない可能性がある。
パッシブラジエーターによる低音をレビュー
本体には、低音を補強するパッシブラジエーターが搭載されている。これはスピーカー内部の空気の動きを利用して振動し、低音域の量感を高める仕組みだ。小型スピーカーは本体内部の空間が小さいため低音が軽くなりやすいが、Select 4 Goはこれを組み合わせることで、5W出力の小型スピーカーながらドラムやベースの存在感を出している。
特に評価が高いのが、浴室での低音だ。旧世代のAnker製防水スピーカーから買い替えたユーザーは「まず驚くのが低音。明らかに響く。お風呂という密閉空間は音の反射が多いので、そこに低音が乗るともう気分はライブハウス」と語っていた。狭い密閉空間では、この低音が効いてくる。
ただし、大型ウーファーを搭載したスピーカーのような、身体に響く深い重低音が出るわけではない。ヒップホップやEDMを大音量で楽しみたいなら、より出力と本体サイズが大きいSoundcoreシリーズが適している。
低音が物足りないときはEQで解決
実ユーザーの中には「デフォルトのままだと低音が若干弱い感じがしたので、イコライザーで調節して満足している」という人もいた。この製品はアプリで細かく音質を調整できるので、最初の音が好みでなくても諦めないでほしい。後述するProイコライザーをいじると、印象がかなり変わる。
平らな場所に置くと音を引き出しやすい
音質を安定させるには、机や棚などの平らな場所に設置するのがおすすめ。柔らかいベッドや衣類の上に置くと、スピーカーやパッシブラジエーターの動きを妨げて音がこもることがある。壁や部屋の角に近づけすぎると低音が強くなりすぎることもあるので、音のバランスを見ながら位置を調整しよう。
Soundcoreアプリをレビュー
Proイコライザーで音質を調整
Select 4 Goは、iOSとAndroid向けのSoundcoreアプリに対応している。用意されたイコライザープリセットを選べるほか、周波数帯ごとに細かく調整できるProイコライザーを使える。低音を強くしたいなら低音域を上げ、ポッドキャストやラジオの声を聞きやすくしたいなら中音域を調整する、といった使い方が可能だ。小型スピーカーは設置場所で音の印象が変わりやすいので、アプリで調整できるのは大きなメリットになる。
自動電源オフと通知音も設定できる
初期状態では、Bluetooth接続や音声入力がない状態が20分続くと電源が自動的にオフになる。この時間はSoundcoreアプリから変更したり、機能を無効にしたりできる。音楽を再生していない状態で待機させたい場合や、消し忘れによるバッテリー消費を抑えたい場合に便利だ。実ユーザーからも「アプリで自動オフの設定ができる」点が地味に好評だった。
また、電源オンやBluetooth接続時に鳴る通知音もアプリから設定できる。夜間や静かな場所で使う場合に、起動音や接続音を目立たせたくない人には嬉しい機能だ。
ファームウェアを更新できる
アプリからスピーカーのファームウェアを確認し、最新版へ更新できる。接続の安定性や機能が改善される可能性があるので、購入後は一度アプリに登録して更新がないか確認しよう。更新中は、スピーカーやスマホの電源を切ったり、Bluetooth接続を解除したりしないよう注意が必要だ。
ワイヤレスステレオをレビュー
2台を接続して左右の音を分離
同じSelect 4 Goを2台用意すると、TWSによるワイヤレスステレオ再生ができる。スマホと接続した親機が左チャンネル、もう一方の子機が右チャンネルとして動作する。1台ではモノラルだが、2台を左右に離して置くことで、音楽の広がりや楽器の位置を感じやすくなる。テレビやパソコンの左右に配置して、映画や動画を楽しむ使い方にも向いている。実ユーザーからも「2台繋げてステレオで使えるのがいい」「リビングやデスクの左右に配置すれば、より立体的な音響空間を作れる」と好評だ。
買い足す前にシリアル番号を確認
ここは絶対に押さえておきたい注意点。Select 4 GoにはBluetoothチップが異なる新旧のハードウェア仕様が存在していて、異なる仕様の2台を組み合わせるとTWSペアリングができない場合がある。
公式には、判別方法が明記されている。シリアル番号の7桁目が「C」の製品、もしくはSoundcoreアプリ上のファームウェアが「3.」で始まる製品とは、2台同時ペアリングができないとのことだ。すでに1台持っていて後から2台目を買う場合は、この条件を確認しよう。TWS目的で2台買うなら、同じ販売店で同時に購入すると同じ仕様の製品を入手しやすい。もしペアリングできない場合は、Ankerのカスタマーサポートに問い合わせるよう案内されている。
Bluetooth接続をレビュー
通信規格はBluetooth 5.4、対応コーデックはSBCとAACだ。音楽再生、動画視聴、ポッドキャストなど、一般的なBluetoothオーディオとして問題なく使える。LDACやaptXなどの高音質コーデックには対応していないが、3,990円の小型スピーカーとしては標準的な構成といえる。
ひとつ誤解しやすいのが、製品ページにある「2台同時ペアリング」という表現。これは2台のSelect 4 Goを接続するTWS機能を指していて、スマホとパソコンを同時に接続して切り替えるBluetoothマルチポイントとは別物だ。新しいスマホやパソコンへ接続する場合は、Bluetoothボタンを押してペアリングモードに切り替える。
最大20時間のバッテリーをレビュー
一日中流しっぱなしでも余裕
最大再生時間は約20時間。朝から夜まで音楽を流す場合や、日帰りのアウトドア、キャンプ、旅行でもバッテリー切れを心配しにくい。1日2〜3時間程度の使用なら、毎日充電しなくても数日間使える計算だ。
実際の持ちについては、実ユーザーの検証が参考になる。「ピクニックで丸一日使ったあと、家に帰ってバッテリー残量を見たら半分くらい残っていた」という声がある一方、実測したユーザーは「3時間半のBGMを3ループと2時間、合計12.5時間ほどで充電がゼロになった。手元で使用するなら音量を下げれば15時間ほど使えそう」と報告している。カタログ値の20時間は、バランスイコライザー・音量約40%といった一定条件での目安なので、実用では12〜15時間程度と見ておくと現実的だ。それでも「実用上はほぼ困らない」というのが共通した評価だった。
充電時間は約4時間・充電器は別売
満充電までは約4時間。付属のUSB-A&USB-Cケーブルを使い、USB充電器などから充電できる。急速充電を重視した製品ではないので、外出前ではなく、使用後や就寝中に充電するのがおすすめだ。
注意点として、AC充電器は付属していない。また付属するのはUSB-A&USB-Cケーブルのみなので、USB-C&USB-Cケーブルで充電したい人は別途用意する必要がある。スマホ用充電器やパソコンのUSBポートを流用すればいい。なお、USB-C端子は充電専用で、USB-Cケーブルでスマホとつないで有線スピーカーとして使うことはできないし、本体からスマホを充電するモバイルバッテリー機能もない。
IP67の防塵・防水性能をレビュー
ほこりや砂に強く、約30分の水没にも耐える
IP67の「6」は防塵性能の最高等級を表す。ほこりや砂が内部へ入りにくいので、キャンプ、ピクニック、海辺でも使いやすい。「7」は一時的な水没に耐えられる防水性能を示し、メーカーは約30分間水没しても使用できると案内している。浴室、キッチン、プールサイド、突然の雨など、水がかかる可能性がある場所でも安心して使える。
実ユーザーも「海や川でのキャンプ、庭BBQ、シャワーサウンド、キッチンなど、水・砂・湿気がある環境でこそ、このスピーカーの本領が発揮される」と語っていて、この価格でこの防水性能は確かに強い。半年使ったユーザーの結論が「雑に使える高コスパのポータブルスピーカー」だったのも納得だ。
充電ポートのキャップを必ず閉める
ここは見落としがちだが重要。公式の注意事項に「防水効果を発揮させるため、充電ポートのキャップを必ず閉めて使用してください」と明記されている。キャップが開いたまま水回りで使うと、防水性能が働かない。お風呂やキャンプに持ち出す前に、キャップが確実に閉まっているか確認する癖をつけよう。
また、防水性能は永続的なものではなく、使用や経年劣化で低下する可能性がある。海水、温泉、石けん、洗剤などが付着した場合は故障の原因になることがあるので、長時間触れさせないようにしよう。水に濡れた状態でUSB-Cケーブルを接続すると端子の故障やショートにつながるので、使用後は表面と充電端子周辺の水分を拭き取り、十分に乾かしてから充電すること。
浴室・キッチンでの使い勝手
IP67対応なので、浴室やキッチンで音楽やラジオを楽しみたい人にはよく刺さる。浴室ではスマホを水回りから離れた場所に置き、Select 4 Goだけを持ち込むことで、スマホが濡れるリスクを減らせる。冒頭で書いた「ドア越しのスカスカな音」問題が、これで完全に解決した。
実際、お風呂用として買ったユーザーは「お風呂が”反響装置付きのカラオケボックス”になる」「お風呂専用機として完成度が高い」と大絶賛していた。キッチンでも、料理をしながら音楽、ニュース、ポッドキャストを再生できる。スマホの小さなスピーカーより音量を確保しやすく、水道や換気扇の音がある環境でも聞き取りやすい。
ただし、通話用マイクは搭載されていない。着信に応答したり、音声アシスタントに話しかけたりする用途には使えない点は覚えておこう。
アウトドア・車内での使い勝手
約265gの軽さ、IP67、最大20時間再生、ストラップという組み合わせで、キャンプやピクニックにも持ち出しやすい。テーブルの上に置くだけでなく、テントやバッグの近くに吊り下げることもできる。少人数で音楽を楽しむ用途には使いやすい一方、広いキャンプサイト全体へ大音量を届ける性能ではない。屋外は室内より音が拡散しやすいので、大人数で使うなら2台のTWS再生か、より高出力なSoundcoreスピーカーを検討しよう。
面白かったのが、旅先での思わぬ活躍例だ。あるユーザーは「旅先のレンタカーにBluetooth機能が付いておらず、味気ないドライブだった。直営店を見つけてこのスピーカーを購入。旅先限定のつもりが期待以上だったため、旅から帰っても普段使いとして愛用している」と語っていた。3,990円という価格だからこそ、こういう”とりあえず買っておく”ができるのも強みだと思う。
動画やゲームでの使い勝手
スマホやタブレットとBluetooth接続して、YouTube、映画、アニメの音声を再生できる。端末内蔵スピーカーより音に厚みが出るので、セリフやBGMを聞き取りやすくなる。ただし、Bluetooth接続では映像と音声の間にわずかな遅延が発生する可能性がある。一般的な動画視聴では気になりにくい場合もあるが、音楽ゲーム、FPS、動画編集など、音と画面の正確な同期が必要な用途には向かない。AUX入力やUSBオーディオにも対応していないので、有線接続で遅延を回避することもできない。
操作性をレビュー
本体上部には、電源、Bluetooth、音量ダウン、再生・一時停止、音量アップのボタンが配置されている。スマホを取り出さなくても、音量調整や曲送りができる。
- 再生ボタンを1回押す:再生・一時停止
- 再生ボタンを2回押す:次の曲
- 再生ボタンを3回押す:前の曲
- 音量ボタンを押す:音量を調整
- Bluetoothボタンを押す:ペアリングモード
物理ボタンなので、濡れた手や手袋をした状態でも、タッチパネルより操作しやすいのがメリットだ。実ユーザーも「大きなアイコン自体を押すだけでしっかり反応してくれる」「ボタンもシンプルなので迷うことなく使える」と評価している。ただし「ボタンが少し硬めで、ちょっとむぎゅーっと押さないといけない」という声もあった。これは水回りで使う製品の宿命というか、誤作動を防ぐための設計だと考えると納得できる。
非対応となる機能
価格と携帯性を重視したモデルなので、次の機能には対応していない。
- AUXケーブルによる有線音声入力
- USB-Cによる有線音声再生
- microSDカードやTFカードからの音楽再生
- 通話用マイク/ハンズフリー通話
- モバイルバッテリー機能
- 音声アシスタント用マイク
- LDACやaptXなどの高音質コーデック
スマホやタブレットからBluetoothで音楽を再生することに特化した、シンプルなスピーカーと考えると分かりやすい。
Soundcore Select 4 Goのメリット
- 3,990円と手頃で、IP67・最大20時間再生・アプリ対応まで揃っている
- 約265gと軽く、自宅内の移動から旅行・キャンプまで気軽に持ち出せる
- 最大20時間再生で、日帰り外出やキャンプでもバッテリー切れを心配しにくい
- IP67の防塵・防水(約30分の水没に対応)で、浴室・キッチン・アウトドアでも使える
- パッシブラジエーター搭載で、小型ボディながら低音に厚みがある
- SoundcoreアプリのProイコライザーで、低音やボーカルを好みに調整できる
- 同じモデル2台でTWSステレオ再生を楽しめる
- 物理ボタンで、濡れた手や手袋でも操作しやすい
- 全6色から選べ、インテリアやファッションに合わせやすい
- ストラップ付きで、テントやフックに吊り下げられる
Soundcore Select 4 Goのデメリット・注意点
- 出力は5W。広い屋外や大人数のパーティーでは音量が不足する可能性がある
- スピーカーは1基なので、1台だけでは左右に広がるステレオ感を得られない
- パッシブラジエーター搭載でも、大型スピーカーのような深い重低音は期待できない
- 超高音域の繊細さは控えめで、オーディオマニア向けの製品ではない
- AUX入力がなく、Bluetooth非対応の機器には使用できない
- 通話用マイク非搭載で、ハンズフリー通話や音声アシスタントには非対応
- microSDカード再生に非対応で、スマホなしでは音楽を再生できない
- 満充電まで約4時間かかり、急速充電には対応していない
- AC充電器は別売で、USB-C&USB-Cケーブルも付属しない
- 異なる仕様同士ではTWS接続できない場合があり、買い足す際は確認が必要
- 高音質コーデック(LDAC・aptX)には非対応
- ボタンがやや硬めで、押し込む必要がある
Soundcore Select 4 Goがおすすめな人
- 初めてBluetoothスピーカーを購入する人
- 4,000円前後のスピーカーを探している人
- 小型で軽いスピーカーが欲しい人
- 浴室やキッチンで音楽を聴きたい人
- キャンプやピクニックへ持ち出したい人
- 長時間再生できるモデルを求めている人
- Soundcoreアプリで音質を調整したい人
- カラーバリエーションを重視する人
- スマホより迫力のある音で動画を見たい人
- 2台を使ったステレオ再生を試したい人
Soundcore Select 4 Goをおすすめしにくい人
- 広い屋外で大音量を出したい人
- 強く深い重低音を重視する人
- 1台で本格的なステレオ再生を求める人
- AUXケーブルで接続したい人
- スピーカーでハンズフリー通話をしたい人
- microSDカードの音楽を直接再生したい人
- スマホを充電できるスピーカーが欲しい人
- LDACなどの高音質コーデックを使いたい人
- ゲームで音声遅延をできるだけ抑えたい人
まとめ:4,000円で「雑に使える」のが最大の価値
Soundcore Select 4 Goは、携帯性、防水性能、バッテリー、価格のバランスに優れた小型Bluetoothスピーカーだ。
約121×83×49mm、約265gの手のひらサイズで、自宅内の移動はもちろん、旅行、キャンプ、ピクニックへ気軽に持ち出せる。5Wのフルレンジスピーカーとパッシブラジエーターで、スマホの内蔵スピーカーより厚みのあるサウンドを楽しめる。最大20時間の連続再生で毎日充電する手間が減り、IP67の防塵・防水で水回りやアウトドアでも気を遣わない。冒頭に書いた「お風呂で音楽を聴きたい」という僕の願いを、4,000円以下で完璧に叶えてくれた。
もちろん、万能ではない。1台での再生はモノラルだし、5W出力なので広い屋外や大人数では限界がある。超高音域の繊細さも控えめで、オーディオマニアが満足する音ではない。AUX入力、通話用マイク、microSDカード再生、モバイルバッテリー機能も非搭載だ。
でも、この製品の価値はそこじゃない。半年使ったユーザーが「雑に使える高コスパのポータブルスピーカー」と結論づけていたが、まさにこれに尽きる。濡れても砂がついても気にせず、カバンに放り込んでどこへでも持っていける。そして値段が安いから、失っても壊しても心が痛まない。この”気軽さ”こそが、結局いちばん長く使われる理由になる。
「小さくて持ち運びやすいスピーカーが欲しい」「水回りでも安心して使いたい」「価格を抑えながら音質をアプリで調整したい」。そんな人に、僕は自信を持っておすすめできる一台だ。
総合評価:4.5/5.0
- 音質:4.2/5.0
- 低音:4.0/5.0
- 音量:4.0/5.0
- 携帯性:4.8/5.0
- バッテリー:4.8/5.0
- 防塵・防水性能:4.8/5.0
- アプリ機能:4.6/5.0
- 操作性:4.5/5.0
- デザイン:4.6/5.0
- コストパフォーマンス:4.8/5.0
※価格、カラー、在庫、Bluetooth規格、アプリ機能、製品仕様は変更される場合があります。購入前に販売ページで最新情報をご確認ください。
※最大20時間の再生時間は、音量、イコライザー、再生コンテンツ、使用環境などによって異なります。
※防塵・防水性能は永続的なものではありません。使用時は充電ポートのキャップを必ず閉め、水に濡れた場合は充電端子を十分に乾燥させてから充電してください。
※TWSペアリングを利用する場合、異なるハードウェア仕様のSoundcore Select 4 Go同士では接続できないことがあります。
※本記事で紹介した利用者の声は、公開されているレビュー等をもとに要約・意訳したものです。

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