Apple AirPods Pro(第2世代)レビュー|いま選ぶならUSB-C版。適応型オーディオと強力ANCで“日常の静けさ”が手に入る

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Apple AirPods Pro(第2世代)

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発売から時間が経っても、完全ワイヤレスの「基準機」として不動の地位を保つのがAirPods Pro(第2世代)。本稿では、現行のUSB-C版(MagSafe充電ケース(USB-C)同梱)を中心に、音質・ノイキャン・装着感・マイク・バッテリー・使い勝手まで、実使用の観点で詳しくレビューします。Lightning版との違いや、Apple Vision Proでのロスレス再生対応といった重要ポイントも整理しました。

総評(先に結論)

  • ノイズキャンセリングは初代比で最大約2倍の実力。通勤〜カフェ〜在宅まで“環境騒音の基礎体力”が段違い。
  • 適応型オーディオ(Adaptive)会話感知で、周囲の状況や自分の発話に合わせて音量/透過度を自動最適化。切替の手間が激減。
  • USB-C版のみ、Apple Vision Proと組み合わせると超低遅延のロスレスオーディオに対応。将来性まで含め“いま買うならUSB-C一択”。
  • 装着感は軽く、XS〜Lのイヤーチップ4サイズ同梱でフィットを合わせやすい。
  • ケース/本体ともにIP54の防じん・耐汗・耐水。日常使用での安心感が高い。
  • 電池は単体最大約6時間、ケース併用で最大約30時間。5分の急速充電で約1時間再生できる“保険”が便利。

デザインと装着感|“軽さ×安定”で長時間でも気になりにくい

片側約5.3gの軽さと、耳道に圧をかけすぎないチューニングで、長時間のリスニングやWeb会議でも疲れにくいのが美点。第2世代はスティム(軸)操作で音量スワイプにも対応し、ポケットからiPhoneを出さずに微調整できます。ケースはスピーカーとストラップループ付きで、音での所在確認やアクセサリー運用もしやすい構成です。

ノイズキャンセリング(ANC)|初代比“約2倍”の静けさ

地下鉄・バスの低周波、カフェのざわめき、エアコンのノイズといった継続的な騒音を強力に抑制します。特に低域の抑え込みは秀逸で、音量を上げずとも音楽のディテールが見えるのがメリット。長時間の自炊・勉強・作業BGMにも向きます。

外音取り込み&適応型オーディオ|自動で“ちょうどいい”に落ち着く

第2世代はiOS 17以降で適応型オーディオに対応。周囲の騒音レベルに応じてANCと外音取り込みのバランスをリアルタイム制御します。さらに会話感知が自分の声を検出すると、音量を自動で下げつつ外音を取り込み、会話を邪魔しないモードへスッと移行。コンビニ会計や同僚から声をかけられた瞬間など、細かな場面で“効く”賢さです。

音質|正統進化のバランス型。空間オーディオで映画・ライブが楽しい

Apple製らしいフラット志向のバランス。量感過多にならない低域と、刺さらない高域で長時間リスニングでも疲れにくい。Apple Musicの空間オーディオ(Dolby Atmos)ダイナミックヘッドトラッキングの組み合わせは、ライブ盤や映画で没入感が段違い。音場感はイヤホンの枠を超えた“ヘッドセット体験”に近づきます。

通話・会議|声が前に出る。風切り・環境ノイズも抑制

デュアルビームフォーミング+内向きマイクで声の定位が明瞭。自宅の空調音や駅構内の反響下でも、相手に届く音声はクリアです。iOS側のボイスアイソレーションと組み合わせることで、在宅ミーティングの品質を底上げできます。

Apple Vision Proでのロスレス再生|USB-C版の“隠れ切り札”

USB-C版のAirPods Pro(第2世代)は、Apple Vision Proと組み合わせるとロスレスオーディオ+超低遅延に対応します。映画鑑賞や没入型アプリで“口の動きと声が完全同期”に近い体験が可能。Lightning版の第2世代では非対応なので、ここは世代内でも大きな差別化ポイントです。

探す・無くし物対策|U1搭載ケースで“精密検索”

ケースにはU1チップを内蔵。iPhoneの「探す」アプリから方向と距離をガイドする“精密検索”が使えます。ケース内蔵スピーカーの発音も相まって、ソファやバッグの奥に紛れても見つけやすい。日々のストレスが地味に減ります。

防じん・耐汗・耐水|本体もケースもIP54

ワークアウトや小雨程度なら安心して使える耐性を、本体だけでなくケースにも確保。完全防水ではないため水没は厳禁ですが、日常の汗・雨・粉じん環境での扱いやすさが向上しています。

バッテリー・充電|単体約6時間/合計約30時間。5分で約1時間ぶんの復帰

  • イヤホン単体:最大約6時間(空間オーディオ+ヘッドトラッキング有効時は最大約5.5時間)
  • ケース併用:最大約30時間
  • 急速充電:5分で約1時間の音楽再生 or 通話
  • 充電方法:MagSafe/Apple Watch充電器/Qi/USB-Cに対応

外出前に充電を忘れても、5分だけ充電して身支度をすれば“ひと区切り”分の駆動を確保できます。

操作・連携|“Apple圏”で真価。自動切替は快適、ただし汎用マルチポイントは非対応

同一Apple IDのiPhone/iPad/Mac/Apple Watch間で自動切替が賢く働きます。メール着信→iPhone通話→Mac会議のような行き来でも、基本ノータッチでOK。一方で、一般的な“2台同時接続のマルチポイント”とは仕様が異なるため、非Apple端末を跨いだ同時接続運用を求める人は留意を。

Lightning版とUSB-C版の違い|“買い直し価値”があるアップデート

  • ポート:Lightning → USB-C(現行)
  • 防じん・耐水:USB-C版はケース含めIP54へ向上
  • Vision Pro:USB-C版のみロスレス+超低遅延に対応

iPhoneやiPadのUSB-C化が進んだ現在、ケーブル統一の利便性も大きなメリット。これから買うなら、間違いなくUSB-C版をおすすめします。

スペック早見表

  • ドライバー/アンプ:Apple設計の高偏位ドライバー+高ダイナミックレンジアンプ
  • チップ:H2(本体)、U1(ケース)
  • 接続:Bluetooth 5.3
  • 耐性:本体・ケースともにIP54
  • バッテリー:単体最大約6時間/ケース併用最大約30時間/5分充電で約1時間
  • 充電:MagSafe/Apple Watch/Qi/USB-C
  • サイズ・重量(片側):約30.9×21.8×24.0mm・約5.3g
  • ケースサイズ・重量:約45.2×60.6×21.7mm・約50.8g
  • 同梱物:イヤーチップ(XS/S/M/L)/USB-C充電ケーブル ほか

使いこなしのコツ

  • イヤーチップ適合テストでフィットを確認。低音とノイキャンの効きが大幅に変わります。
  • パーソナライズ済み空間オーディオを設定(TrueDepthで耳を計測)。映画やライブの没入感がアップ。
  • 適応型オーディオ+会話感知をオン。外出〜オフィス〜自宅まで“お任せ”で快適が続きます。
  • 清掃時は水洗い不可。濡れた場合は完全に乾燥させ、濡れたまま充電しないのが鉄則。

メリット・デメリット

メリット

  • クラス随一のANCと使い勝手のよさ(自動切替・音量スワイプ)。
  • 適応型オーディオで“手動切替いらず”。
  • 本体・ケースともIP54でタフ、紛失対策(精密検索・ケーススピーカー)も強い。
  • USB-Cで充電環境を統一しやすい。Vision Proでロスレス対応。

デメリット

  • Android中心運用だと機能が限定(アプリ連携が薄く自動切替の恩恵が小さい)。
  • 一般的な“2台同時接続のマルチポイント”を求める人には不向き。
  • 完全防水ではない(IP54)。水没やシャワー直撃は避ける必要。

よくある質問

Q. どのモデルを買うべき? A. これから買うならUSB-C版が安心。防じん等級の向上とVision Proのロスレス対応が魅力です。 Q. 連続再生時間は? A. イヤホン単体で最大約6時間、ケース併用で最大約30時間。空間オーディオ+ヘッドトラッキング有効時は最大約5.5時間です。 Q. 雨や汗でも使える? A. 本体・ケースともIP54。日常用途の耐汗・耐滴に配慮されています(完全防水ではありません)。 Q. 紛失対策は? A. ケースのU1チップで“精密検索”に対応。ケースのスピーカー発音も可能です。

まとめ

AirPods Pro(第2世代)は、強力ANCと賢い適応制御、軽快な装着感、そしてUSB-C版の将来性まで含め、いまなお“鉄板”の選択肢。Appleデバイスを日常的に使う人ほど恩恵が大きく、音楽・動画・会議・運動——あらゆるシーンで“静けさと快適さ”をもたらします。TWS選びで迷ったら、まずはここから検討して間違いありません。

Apple AirPods Pro(第2世代)

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