Nobby NB1906レビュー|8年使って、寿命ではなく落下で終わったドライヤー

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最初に立場を書いておく。僕はNobbyのプロ用ドライヤーを2017年から2025年まで、8年間使っていた。今は手元にない。落として壊してしまい、別の製品に買い替えたからだ。そのため実機の写真は掲載していない。

そのうえで結論を書く。今使っているドライヤーが壊れたら、僕はまたこれを買う。8年使って不満らしい不満が出なかったし、最後に壊れた原因も経年劣化ではなかった。

ここが個人的にいちばん大きい。落とさなければ、まだ普通に使えていたと思う。つまり僕はこの製品の寿命の上限を知らないまま手放したことになる。8年使って「まだ先がありそうだった」と言える家電は、そう多くない。

【型番について先に断っておく】

この記事では現行のスタンダードモデル「NB1906」の仕様を載せている。ただし正確を期すために書いておくと、NB1906は前モデル「NB1905」の後継機であり、僕が2017年に買ったものは購入時期から考えて前モデルにあたる可能性がある。

ではこの記事が参考にならないかというと、そうではない。両者は消費電力1200W、コード長3m、高性能メッシュフィルターといった基本性能が共通していて、変更点は本体形状の微調整とコード色が中心だ。これから買う人が受け取る中身は、僕が8年使ったものとほぼ同じと考えていい。

逆に言えば、それだけ長く基本設計が変わっていないシリーズだということでもある。

【スペック】

製品名Nobby NB1906(NB1905後継機)
メーカーテスコム電機(Nobbyブランド)
消費電力1200W
電源AC100V 50/60Hz(国内専用)
温風温度115℃(周囲温度30℃、High-Hot使用時)
スイッチ切替スイッチ(High/Low/OFF)、即冷スイッチ(スライドロック式)
電源コード3.0m
本体寸法幅232×奥行94×高さ213mm(本体のみ)/幅275mm(セットフード付き)
質量670g(本体のみ)/700g(セットフード付き)
フィルター高性能メッシュフィルター(水洗い可)
付属品セットフード(1個)
保証6か月/原産国:中国
実勢価格約5,000〜7,000円
出典:メーカーおよび販売各社が公表している製品仕様

【1200Wという数字が意味すること】

家庭用ドライヤーの消費電力は600〜1000Wあたりが主流だ。このNobbyは1200Wある。

ドライヤーが髪を乾かす仕組みは、風で水分を飛ばすことと、温風で蒸発を促すことの合わせ技だ。消費電力の差はそのままモーターとヒーターに回せる電力の差になるので、風量と温度の余裕として現れる。115℃という温風温度も、この電力があって成り立っている。

実際に使っていた感覚として、乾く時間は家庭用より明確に短かった。ただ、そこで得たものは「時短」だけではないと思っている。乾かす時間が短ければ、髪に熱風を当てている時間そのものが短くなる。強い風で速く終わらせるほうが、弱い風で長く当て続けるより結果的に穏やかだという考え方はできる。

もっとも、これは僕が髪の状態を測って比べたわけではない。使っていて困らなかった、という以上のことは書けない。

【8年もった理由を考えてみる】

なぜ8年もったのか。これは使っていた側として、いくつか思い当たる。

ひとつは、折りたたみ機構がないこと。家庭用ドライヤーの多くはグリップが折りたためるが、あそこは可動部であり、電線が通る屈曲点でもある。壊れる場所というのは、たいてい動く場所だ。最初から折れないなら、そこは壊れない。

もうひとつは、フィルターが水洗いできること。ドライヤーは吸気口から埃と髪を吸い込み続ける。目詰まりすれば風量が落ち、内部に熱がこもり、モーターとヒーターの負担が増える。掃除できる構造かどうかは、清潔さの話ではなく寿命の話だ。

このメッシュフィルターは、8kgの力をかけても引き裂けないと公表されている(2010年 メーカー調べ)。ブラシでこすっても水で流しても破れないので、掃除をためらう理由がない。手入れが面倒な構造だと、人は手入れをやめる。やめなくて済む構造になっているのが効いていたと思う。

そしてもともとサロンで一日中使われる前提の製品だという点が大きい。家庭で1日10分使う程度なら、想定された負荷をかなり下回る。長持ちして当然という言い方もできる。

【3mコードは家庭でも効く】

電源コードは3m。家庭用は1〜1.8m程度が一般的なので、およそ倍ある。

これはサロンでシャンプー台からセット椅子まで移動するための設計だが、家庭でも「コンセントの位置に立ち位置を縛られない」という形で効いてくる。洗面所のコンセントから離れて鏡の前に立てる。この自由度は、使い始めると当たり前になって意識しなくなるが、短いコードに戻ると一気に不便さを思い出す。

延長コードを足せば長さは稼げるが、1200Wの機器に細い延長コードを使うのは避けたい。最初から本体側に3mあるというのは、安全面でも意味がある。

【即冷スイッチ|片手で完結する】

手元の即冷スイッチで、温風から冷風に切り替えられる。スライドロック式なので、握っている最中に誤って動くことがない。

温風で形をつけた直後に冷風を当てると、形が落ち着きやすい。この「直後に」というのが重要で、持ち替えたりダイヤルを回したりしていると、その間に形が戻ってしまう。親指ひとつで切り替えられるから間に合う、という設計になっている。

【弱点|重い、マイナスイオンがない、保証が短い】

都合の悪いところを書く。

1. 670gは重い
これは素直に弱点だと思う。家庭用は400〜600g台が多いので、そこから来ると腕にくる。髪の長い人が毎日長時間使うなら、この差は無視できない。曲面グリップで持ちやすくはあるが、重さそのものが消えるわけではない。

2. マイナスイオン機能はない
公式スペックにイオン機能の記載はない。ただし僕にとっては、これは弱点にならなかった。この手の機能の効果について僕はもともと懐疑的で、あってもなくても選ぶ基準にしていないからだ。

効果があるかないかを僕が判定できる立場にはない。測る手段を持っていないし、髪の状態は季節や体調でも変わる。だから「効かない」とは書かない。書けるのは、僕がそれを重視していないので、非搭載でも困らなかったという事実だけだ。

逆に、その機能に価値を感じている人にとっては、この製品は候補から外れる。機能の有無より、自分がその機能をどう評価しているかで結論が変わる部分だと思う。なお、一部の販売ページがこのモデルを「マイナスイオン」と表記していることがあるので、そこは注意してほしい。イオン機能が欲しいなら上位のNB2100などが該当する。

3. 保証は6か月
一般的な家電の1年保証より短い。プロ用として販売店経由の流通が前提だからだと思うが、家庭用として買う側からすると短い。購入店側の保証がつくかどうかも確認しておきたい。

4. 国内専用
AC100V専用で、海外では使えない。

5. 落とすと壊れる
これは僕自身の失敗だ。頑丈な製品ではあるが、落下に強いわけではない。8年間の耐久性と、落下への耐性は別の話だった。

【購入前に確認したほうがいい点】

調べていて、販売ページによって記載が食い違っている項目があった。

  • ラク抜きプラグ(レバーを押して抜くタイプ)の搭載有無。搭載していると書いている販売ページと、そうでない記載が混在している
  • クイックコードバンドの付属。メーカー公表の付属品は「セットフード(1個)」のみだが、コードバンドが付いていたという記述もある

販売ロットや表記の混乱が起きている可能性が高い。この2点を重視するなら、購入前に販売店に確認したほうがいい。僕の使っていた個体は前モデルの可能性があるので、ここについては自分の実物を根拠にできない。

なお、高性能フィルターは単体で購入できる。数百円で交換できるので、傷めても本体を買い替える必要はない。

【向いている人/向いていない人】

向いている人

  • とにかく速く乾かしたい人
  • ドライヤーを何年も買い替えたくない人
  • イオン系の機能に価値を感じていない人
  • 洗面所のコンセントが遠い人
  • 手入れを簡単に済ませたい人(水洗いフィルター)
  • 美容師・理容師、美容専門学校の学生

向いていない人

  • 軽さを最優先する人(670g)
  • イオンやヘアケアモードに価値を置いている人
  • 長期保証を条件にしたい人(6か月)
  • 海外に持っていきたい人
  • デザインや置いたときの見栄えを重視する人

【まとめ】

Nobbyのプロ用ドライヤーは、装飾もイオン機能もない代わりに、風量と耐久性と手入れのしやすさに寄せた道具だった。

僕が言えるのは、8年使って壊れなかったこと、そして最後に壊れたのは落としたからで、寿命が来たからではないということだ。家電のレビューで「まだ使えたと思う」と書けることは、そう多くない。

重さと保証期間は、そのまま弱点として受け取ってほしい。マイナスイオンについては、僕がそこに価値を感じていないから困らなかっただけで、重視する人には別の選択肢がある。

今は別のドライヤーを使っている。それが壊れたとき、僕は次にまたこれを選ぶと思う。8年後にもう一度同じことを言える製品は、たぶんそれほどない。


※本記事は、僕が2017年から2025年まで実際に使用していたNobbyのプロ用ドライヤーについて書いています。現在は手元にないため実機の写真は掲載していません。掲載しているスペックは現行モデルNB1906についてメーカーおよび販売各社が公表している情報に基づきます。

※僕が使用していた個体は、購入時期から前モデルNB1905にあたる可能性があります。両モデルは基本性能が共通していますが、細部の仕様が異なる場合があります。

※使用感、乾燥速度、重さの感じ方には個人差があり、髪の量や長さ、住環境によっても変わります。本記事に記載した内容は測定に基づくものではなく、僕個人の感想です。

※耐用年数を保証するものではありません。8年間という使用期間は僕個人の事例であり、使用頻度や環境によって異なります。

※「サロンシェアNo.1メーカー」はメーカーが公表している表現で、株式会社セイファート調べ(2024年3月〜6月)に基づくものです。フィルターの強度に関する数値はメーカー公表値(2010年 メーカー調べ)です。

※価格・仕様・付属品・保証内容・販売ページの記載は変更される場合がありますので、購入前に最新情報をご確認ください。

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※本記事の作成にあたり、文章の構成・編集にAIを利用しています。掲載内容の最終確認は僕自身が行っています。


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