エレコムHUGE M-HT1URXBKを数週間使ってみた|手首がラクな大玉トラックボール、ただし3つのクセに注意

Elecom

長時間パソコンに向かっていると、手首の疲れや肩こりがどうしてもたまってくる。僕も普通のマウスを使い続けて手首を痛めかけたことがあって、そこで前から気になっていたのが「トラックボール」だった。今回はその中でも大玉で有名な、エレコムの「M-HT1URXBK(愛称:HUGE)」を数週間使い込んだので、正直な感想をレビューしていく。

結論から言うと、手首がラクになって作業効率も上がる、いい買い物だったと思う。ただし、これは万人向けというわけではなくて、買う前に知っておいてほしいクセが3つある。そこも包み隠さず書いていくので、購入を迷っている人の参考になればうれしい。

「結論」手首がラクで効率も上がる。ただしクセが3つある

先に僕の結論をまとめておく。

  • 大玉52mmの操作感が最高で、手首がとにかくラク
  • 8ボタン+チルトで作業効率がしっかり上がる
  • ただし①サイズが大きい操作に慣れが必要ワイヤレスではない

この3つのクセを許容できるなら、手首の負担に悩んでいる人には本当におすすめできる。逆に「小さくて持ち運べるワイヤレスがいい」という人は、別のモデルを見たほうがいい。理由も含めて話していく。

基本スペックをおさらい

  • 型番:M-HT1URXBK(“HUGE”)
  • 接続:USB有線
  • 操作タイプ:人差し指・中指操作タイプ
  • ボール直径:約52mm(大玉)
  • ボタン数:8ボタン(ホイールボタン含む)+チルトホイール
  • センサー:ゲーミンググレードの光学式センサー
  • カウント切替:500/1000/1500の3段階
  • サイズ:幅114.7×奥行181.9×高さ57.2mm/質量約268g(LLサイズ)
  • カラー:ブラック/価格帯:5,000円前後

大玉52mmの操作感がとにかく気持ちいい

このトラックボールのいちばんの魅力は、やっぱり大玉52mmならではの操作感だ。

世の中のトラックボールの多くは35mmくらいのボールだけど、HUGEはそれより二回りほど大きい52mm。人差し指と中指の2本で軽く転がすだけで、画面の端から端までスッとカーソルが動く。少ない指の動きで広範囲をカバーできるので、正確で細かい操作もしやすい。支持球に人工ルビーを使っていたり、左右クリックにOMRON製スイッチを採用していたりと、地味なところもしっかり作り込まれているのが分かる。

手首がラクになるのが、いちばんありがたい

そして僕がこれを使い続けている最大の理由が、手首がラクなこと

普通のマウスは本体を動かすから、どうしても手首を左右に振る動作が続いて疲れる。でもトラックボールは本体を動かさず、指だけでボールを転がす。だから手首がほとんど動かない。しかもHUGEは本体上面に低反発素材のパームレストがついていて、手のひらから手首までをしっかり支えてくれる。長時間作業しても手首が痛くなりにくいのは、想像以上に快適だった。

8ボタン+チルトで作業効率がしっかり上がる

ボタンが多いのも便利なポイント。8つのボタンと左右スクロールを合わせて、合計10箇所に好きな機能を割り当てられる(割り当てには無料の「エレコム マウスアシスタント」を使う)。

僕はブラウザの「戻る」「進む」やコピー&ペーストを割り当てているけど、これが地味に効く。さらにホイールを左右に倒せるチルト機能で横スクロールもできるので、ExcelやPDFみたいに横に広い資料を扱うときに本領を発揮する。縦横のスクロールやタブ移動が指先だけで完結するので、作業スピードは確実に上がった。

【注意1】とにかくサイズが大きい

ここからは、買う前に知っておいてほしいクセの話。まず1つ目、本体がとにかく大きい

公式でも「LLサイズ」と表記されているとおり、幅約115×奥行約182mm、重さ約268gと、普通のマウスの3つ分くらいの体躯がある。机に置くと存在感はかなりのものだ。ボール自体が大玉なので当然といえば当然なんだけど、初めて実物を見ると「デカっ」と声が出るレベル。もちろん持ち運びには向かないので、基本的には据え置きで使う道具だと思っておいたほうがいい。デスクに置きっぱなしで使う僕には問題なかったけど、そこは人によるところだ。

【注意2】操作には結構慣れが必要

2つ目のクセは、操作に慣れが必要なこと。これは正直、けっこう大きい。

まず、普通のマウスから乗り換えると、人差し指と中指でボールを転がす操作そのものに最初は戸惑う。狙ったところにピタッと止められるようになるまで、僕は数日かかった。あと、本体が大きくて平面的なぶん、使わない薬指と小指の置き場所に困るという声もある(僕も最初はそうだった)。指を自然に置ける位置を自分なりに見つけるまでは、多少ストレスに感じるかもしれない。

ただ、これは慣れの問題で、1〜2週間も使えば手が勝手に覚えてくれる。慣れてしまえば、もう普通のマウスには戻れないくらい快適だ。「最初の慣れの壁」さえ越えられるかどうか、が分かれ目だと思う。

【注意3】ワイヤレスではない(有線専用)

3つ目、これは購入前に必ず確認してほしい。このM-HT1URXBKは、USB有線専用でワイヤレスには対応していない

エレコムには見た目そっくりのワイヤレス版(M-HT1DRBK)もあるので、間違えないように注意してほしい。「HUGEを買ったのに無線じゃなかった」とならないように、型番をしっかり確認してから買おう。

とはいえ、僕は有線でまったく不満はない。トラックボールは本体を動かさないので、ケーブルの煩わしさをほとんど感じないし、むしろ有線ならではのメリットがある。接続が安定していて遅延がないし、何より電池切れの心配が一切ない。ワイヤレスのトラックボールは電力消費が大きめで電池持ちが気になることもあるので、据え置きで使うなら有線はむしろ理にかなった選択だと思う。

メリットとデメリット

メリット

  • 大玉52mmのスムーズで高精度な操作感
  • パームレストで手首の負担が軽い
  • 8ボタン+チルトで作業効率アップ
  • 有線で安定・遅延なし・電池不要
  • 5,000円前後という手頃な価格

デメリット

  • 本体が大きく、持ち運びには不向き
  • 操作に慣れるまで時間がかかる
  • ワイヤレス非対応(有線専用)
  • 専用ソフトは他社製と比べると機能が控えめという声も

こんな人におすすめ

  • マウス操作で手首や肩の疲れに悩んでいる人
  • 長時間のデスクワークや、ExcelやPDFなど大きな資料を扱う人
  • 据え置きで使うので、ワイヤレスにこだわらない
  • 多ボタンを使いこなして作業を効率化したい人

まとめ|クセはあるが、手首の悩みには効く一台

数週間使ってみた僕の正直な感想として、エレコムM-HT1URXBKは「手首のラクさ」と「作業効率アップ」をしっかり実感できる大玉トラックボールだった。

  • 大玉52mmで手首がラク、長時間でも疲れにくい
  • 8ボタン+チルトで効率が上がる
  • ただし「サイズが大きい」「慣れが必要」「有線専用」の3点は要確認

この3つのクセを理解したうえで選べば、手首の負担に悩んでいる人にとっては、価格以上に頼れる相棒になると思う。僕自身、最初の慣れの壁を越えてからは、もう普通のマウスに戻れなくなった。手首の疲れに悩んでいるなら、一度試してみる価値は十分にある一台だ。


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