結論から書く。コスパは文句なし、味も飲みやすい。ただしダマになりやすい。ここをどう捉えるかで評価が変わる製品だ。
エクスプロージョン(X-PLOSION)のWPC 100%ナチュラルホエイプロテインは、3kgという大容量で価格を抑えた国産ブランドのプロテインだ。
僕は長らくカフェオレ味を飲み続けていた。今は試しにフルーツオレ味に切り替えて飲んでいる。この記事の写真はフルーツオレ味のものだ。
先に言っておくと、どちらもすすめられる。ただしこの2つは単なる味違いではない。フルーツオレ味はラクトースフリー(乳糖99%カット)の別ラインで、成分も価格帯も異なる。
そして、これが今回いちばん書きたかったことなのだが、LFに切り替えてから、ずっと悪かったお腹の調子が改善した。プロテインが原因だとは思っていなかったので、これは想定外の収穫だった。
もうひとつ。ダマは、かなりできる。覚悟しておいたほうがいい。
【3kgという単位が効く】

この製品を選ぶ最大の理由がコストパフォーマンスだ。
プロテインは1kg単位で売られることが多いが、エクスプロージョンは3kgが主力になっている。まとめ買いで1kgあたりの単価を下げる、というシンプルな構造だ。
プロテインは継続してこそ意味がある。高品質でも続けられない価格なら、結果的に飲まない期間ができてしまう。その点、この価格帯なら気兼ねなく毎日使える。1食分のコストを気にせず飲めるのは、精神的にも楽だ。
3kgあれば、1日1食30gの計算で約100食分。毎日飲んでも3ヶ月以上持つ。買い足す頻度が減るのもありがたい。
【フルーツオレはラクトースフリー版だった】
まず整理しておきたいのが、この2つが単なる味違いではないという点だ。

パッケージの商品名を見ると「WPC LFフルーツオレ味」と書かれている。このLFはラクトースフリーのことだ。エクスプロージョンでは通常のWPCとは別のラインとして、乳糖を99%カットしたシリーズを展開している。
つまり僕が飲み比べているのは、WPC(カフェオレ味)とWPC LF(フルーツオレ味)という、製品ラインの異なる2つということになる。成分が違うのは当然の話だ。
ここを理解しておかないと、栄養成分表示を見比べたときに混乱する。実物のパッケージから起こした数値で比較しておく。
| 項目(1食30gあたり) | WPC カフェオレ味 | WPC LF フルーツオレ味 |
|---|---|---|
| エネルギー | 118kcal | 118kcal |
| たんぱく質 | 21.1g | 22.1g |
| 脂質 | 1.8g | 2.0g |
| 炭水化物 | 4.3g | 3.4g |
| 食塩相当量 | 0.1g | 0.1g |
同じ118kcalなのに、たんぱく質はLF版のほうが1g多く、炭水化物が0.9g少ない。これは乳糖を抜いた結果だ。乳糖は糖質なので、除去すればそのぶん炭水化物が減り、たんぱく質の比率が上がる。
100gあたりで見ると、カフェオレが392kcal・たんぱく質70.4g、フルーツオレが395kcal・たんぱく質73.6gとなる。3g以上の差だ。
原材料の違い
| 項目 | WPC カフェオレ味 | WPC LF フルーツオレ味 |
|---|---|---|
| 主原料 | 乳清たんぱく | 乳清たんぱく(乳糖99%カット) |
| 増量剤 | マルトデキストリン | なし |
| 追加成分 | コーヒー | コラーゲンペプチド(豚皮由来ゼラチン) |
| 甘味料 | スクラロース | スクラロース、ステビア |
| 着色料 | なし | クチナシ黄 |
| 酸味料 | なし | あり |
| 乳清たんぱく原産地 | ドイツまたはアメリカ製造 | ドイツ製造 |
押さえておきたいのがコラーゲンペプチド(豚皮由来ゼラチン)だ。LF版のフルーツオレには配合されているが、カフェオレ味にはない。宗教上の理由で豚由来を避けている人や、動物性ゼラチンを摂りたくない人は注意してほしい。
着色料と酸味料も、フルーツ系の風味を出すために使われている。添加物を最小限にしたいなら、原材料がシンプルなカフェオレ味のほうが向いている。
なお、フルーツオレ味は通常のWPCラインにも存在する。買うときはLFかどうかを確認したほうがいい。同じ味の名前でも中身が違う。
【WPC・WPC LF・WPIをどう選び分けるか】
ラクトースフリーの話が出たので、ここで整理しておく。ホエイプロテインを選ぶとき、価格と乳糖の関係を理解しておくと迷わない。
| 種類 | 乳糖 | 価格 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| WPC | 含む | 安い | お腹に問題がない人 |
| WPC LF | 99%カット | 中間 | お腹が弱いが価格も抑えたい人 |
| WPI | ほぼ含まない | 高い | 乳糖を確実に避けたい人 |
WPCは製造工程がシンプルなぶん安いが、乳糖が残る。乳糖不耐症の人が飲むとお腹がゆるくなることがある。
WPIは精製度を上げて乳糖をほぼ除去したもので、溶けやすさも上がる。ただし価格は明確に高くなる。
その中間に位置するのがWPC LFだ。乳糖を99%カットしながら、WPIほどの価格にはならない。プロテインでお腹を壊した経験があるが、WPIの価格には手が出ないという人にとっては、現実的な着地点になる。
乳糖が合っていなかったのかもしれない
ここは自分の体験として書いておきたい。
カフェオレ味を飲んでいた頃、常時お腹の調子が良くない状態が続いていた。ずっと軽い不快感がある、という程度だったので、プロテインが原因だとは思っていなかった。毎日のことなので、そういうものだと受け入れていた部分もある。
試しにLF版のフルーツオレ味に切り替えたところ、飲んだあとの重い感じが気にならなくなった。日常的な感覚としても、以前より楽になったと感じている。
正直、こんなにはっきり違いが出るとは思っていなかった。乳糖不耐症は「飲むとすぐ下す」というイメージが強いが、そこまで激しくない、慢性的な不調として出ることもある。だからこそ原因に気づきにくい。
もし心当たりがあるなら、一度LFを試してみる価値はあると思う。プロテインが体に合わないと諦める前に、乳糖が原因かどうかを切り分けてみてほしい。それで続けられるようになるなら、価格差は十分に見合う。
ただし、これはあくまで僕の場合の話だ。体質には個人差があるし、お腹の不調には他の原因も考えられる。症状が続くようなら、自己判断せず医療機関で相談してほしい。
また、乳糖不耐症の程度にも幅がある。99%カットでも合わない場合はあるので、いきなり3kgではなく少量パックから試すのが確実だ。
【味の比較】
カフェオレ味:毎日飲むならこれ
長く飲み続けていたのがこちらだ。コーヒーの風味とミルク感のバランスが良く、プロテイン特有の粉っぽさや人工的な甘さが気になりにくい。
朝食代わりに飲むことが多いのだが、コーヒーの風味があるおかげで朝でも飲みやすい。フルーツ系のフレーバーだと朝には重く感じることがあるが、カフェオレならその違和感がない。
牛乳で割ると、より本物のカフェオレに近い味になる。水だと少しあっさりするので、味を重視するなら牛乳がおすすめだ。ただしカロリーは当然上がるので、そこは目的次第になる。
飽きにくさで言えば、カフェオレが一番だと思う。3kgを飲み切るには3ヶ月かかる。その間ずっと同じ味を飲むことになるので、主張が強すぎない味のほうが続く。
フルーツオレ味:さっぱり飲みたいとき
今試しているのがこちらだ。乳酸菌飲料に近い、さっぱりした甘酸っぱさがある。酸味料が入っているぶん、後味が軽い。
運動直後で汗をかいているときは、こちらのほうが飲みやすい。カフェオレは「食事の代わり」、フルーツオレは「飲み物」という感覚に近い。
水で割ってちょうどいい味に調整されているので、牛乳割りは必須ではない。むしろ水のほうがさっぱり感が活きる。
甘さはスクラロースとステビアの組み合わせだ。ステビア特有の後に残る甘さが苦手な人は、少し気になるかもしれない。
どちらを選ぶか
- 朝食代わり、毎日続ける:カフェオレ味(WPC)
- 運動後、さっぱり飲みたい:フルーツオレ味(WPC LF)
- プロテインでお腹を壊した経験がある:フルーツオレ味(WPC LF)
- たんぱく質量を優先:フルーツオレ味(30gあたり1g多い)
- 原材料をシンプルにしたい:カフェオレ味
- 豚由来ゼラチンを避けたい:カフェオレ味
- 溶けやすさを重視:カフェオレ味
僕は今後も両方を回していくつもりだ。3kgを2種類持っておくと、飽きたときに切り替えられる。結果的に飲み残しが減る。
【正直に書く:ダマになりやすい】
ここが最大の弱点だ。隠さずに書く。このプロテインは、かなりダマになりやすい。

写真を見てほしい。粉が押し固まって、スコップで掬うと塊のまま出てくる。この状態でシェイカーに入れると、当然ながら溶け残る。
飲んでいる途中でザラっとした感触があったり、最後に底に固まりが残っていたりする。「少しダマになることがある」というレベルではない。対策なしで振ると、ほぼ確実に残る。
WPCは安価な反面、精製度の高いWPIと比べると溶けにくい傾向がある。加えて大容量パックなので、開封後に湿気を吸いやすいという事情もあるだろう。
ちなみに体感では、LF版のフルーツオレのほうがさらに溶けにくい。乳糖とマルトデキストリンが入っていないぶん、たんぱく質の比率が高い。粉としての性質が変わるので、これは仕方のない部分だと思う。
裏を返せば、溶けやすさを最優先するならWPIを選ぶべきということになる。価格と手間のトレードオフだ。
ダマ対策5つ
実践している方法を挙げておく。
① 水を先に入れる。粉を先に入れてから水を注ぐと、底で固まりやすい。シェイカーに水を入れてから粉を加えると改善する。
② 少し多めの水で溶かす。公式は100〜150mlを推奨しているが、150ml寄りにすると溶けやすい。濃すぎるとダマの原因になる。
③ しっかり振る。公式は10秒ほどのシェイクを推奨しているが、それでは足りないことがある。20〜30秒しっかり振ったほうがいい。
④ 常温の水を使う。冷たすぎる水は溶けにくい。氷を入れるなら、溶かしてから入れるほうがいい。
⑤ シェイカーにボールを入れる。攪拌用のワイヤーボールやメッシュが入ったシェイカーを使うと、明らかに改善する。安いもので数百円なので、投資する価値はある。
これらを組み合わせれば、実用上気にならないレベルにはなる。ただ「振るだけで完全に溶ける」ことを期待すると、確実に不満が出る製品だ。
【保存容器はセットで考えたほうがいい】
3kgという大容量ゆえに、保存方法も重要になる。
袋のジッパーは付いているが、粉が挟まって閉まりが甘くなることがある。湿気が入ると粉が固まり、余計にダマになりやすくなる。前述の写真の状態は、まさにそれだ。

僕がやっているのは、袋ごと密閉容器に入れる方法だ。使っているのは岩崎工業のラストロウェア SLジャンボケース 12.5L。本来は米びつとして売られている製品になる。
移し替えではなく袋ごと収納にしているのには理由がある。3kgの粉を移し替える作業は、確実にこぼす。粉が舞うし、容器の洗浄も面倒だ。袋ごとなら、開けてスコップを突っ込むだけで済む。
4辺ロックとシリコーンパッキンで密閉性が高いので、袋のジッパーが甘くても容器側で湿気を防げる。口が広いのでスクープも使いやすく、透明なので残量も一目でわかる。
米びつとプロテインは、湿気を嫌う、大量に保存する、掬って使うという条件が共通している。だから米びつ用の容器がそのまま最適解になる。実際に使っている容器は別記事にまとめたので、保存方法で悩んでいるなら参考にしてほしい。
大容量プロテインを買うなら、保存容器はセットで考えたほうがいい。中身のほうが高いのだから、数千円の容器で品質を保てるなら安いものだ。
【原料と製造について】
両フレーバーとも、乳清たんぱくの原産地はドイツ製造(カフェオレ味はアメリカ製造の場合もある)で、製造工場は日本だ。パッケージにも国内製造の表記がある。
メーカーによれば、主原料の乳清たんぱくは成長ホルモンを使用していない乳牛の生乳を使用しているという。アミノ酸スコアは両者とも100だ。
なお、メーカーは複数の原料(ホエイパウダー)を時期によって使い分けているとしている。そのため申込み・お届けの時期により、成分値・原料産地に若干の変更、風味やパウダーの質感に違いが感じられる場合があるとのことだ。ただし1食分のたんぱく質量や安全性は全製品で確認しているという説明がある。
ロットによって溶けやすさに差がある可能性は、ここに起因するのかもしれない。栄養成分表示も「配合規格量からの推定値」と明記されているので、厳密な数値管理を求める製品ではないと理解しておくべきだ。
【飲み方と摂取タイミング】
メーカー推奨の飲み方は、シェイカーに付属スプーン山盛り2杯(約30g)を入れ、100〜150mlの水またはジュースに溶かすというもの。蓋をしっかり閉め、10秒ほどシェイクする。
パッケージに記載されているタイミングは、朝食と同時、運動後、寝る前、小腹がすいた時となっている。たんぱく質が不足しがちな朝食・間食のサポートとしても案内されている。
水以外にジュースで割ってもいいとされているので、味に飽きたら試してみるのも手だ。ただしフルーツオレ味はもともと甘酸っぱいので、ジュース割りだと味がぶつかる可能性がある。
【使用上の注意】
メーカーが明記している注意事項を挙げておく。
- 水やジュースに溶かした後は速やかに飲むこと
- アレルギー体質の方、疾病のある方、妊産婦の方は、医師または薬剤師に相談すること
- ホエイプロテインは体質や体調により乳糖などが合わない場合があるため、その際は使用を中止すること
- 天然の原料を使用しているため、色味に差異が生じる場合があるが品質に問題はない
通常のWPCは乳糖を含むため、乳糖不耐症の人はお腹がゆるくなることがある。心当たりがあるなら、乳糖を99%カットしたWPC LFか、乳糖をほぼ含まないWPIを選んだほうがいい。まず少量パックで試すのが確実だ。
フルーツオレ味(LF版)については、前述のとおりコラーゲンペプチド(豚皮由来ゼラチン)を含む。アレルギーや食事制限がある人は原材料表示を必ず確認してほしい。
【購入前の確認点】
- かなりダマになりやすい:シェイカーと溶かし方の工夫がほぼ必須
- 3kgは重く、場所を取る:保存容器も含めて置き場所を考えたい
- 開封後の湿気対策が必要:密閉容器を併用したい
- WPCなので乳糖を含む:お腹が弱い人は注意
- ロットによる品質のばらつきがありうる:メーカー自身が風味や質感の違いに言及している
- WPCとWPC LFで中身が違う:味の名前だけでなくラインも確認したい
- 味の好みは分かれる:苦手なら他のフレーバーを
【向いている人/向いていない人】
向いている人
- プロテインを毎日続けたい
- コストを抑えたい
- 朝食代わりに飲みたい(カフェオレ味)
- 運動後にさっぱり飲みたい(フルーツオレ味)
- 乳糖でお腹を壊した経験があり、WPIは高いと感じる
- 買い足す手間を減らしたい
- シェイカーや溶かし方を工夫できる
- 密閉容器を用意できる
向いていない人
- 溶けやすさを最優先する(WPIを検討)
- 乳糖不耐症で、少量からの確認もしたくない(WPIが確実)
- 保存スペースを確保できない
- 少量から試したい(1kgサイズもある)
- 豚由来ゼラチンを避けたい(LF版フルーツオレ味は不可)
- 添加物を最小限にしたい
【まとめ:弱点を理解すれば長く付き合える】
エクスプロージョンのWPCホエイプロテインは、1食30gあたりたんぱく質21〜22g、国内製造で価格を抑えた大容量プロテインだ。
コストパフォーマンスは文句なし。味も飲みやすく、毎日続けやすい。プロテインは継続してこそ意味があるので、この2点を満たしているのは大きな価値だと思う。
一方で、ダマになりやすいという弱点は確かにある。ただしこれは、シェイカーの選択と溶かし方の工夫でかなり改善できる。水を先に入れる、しっかり振る、攪拌ボール付きシェイカーを使う。この3つだけでも体感は変わる。
フレーバーについては、味だけで言えばカフェオレ味(通常のWPC)が飽きにくい。原材料もシンプルで、溶けやすさでも一歩有利だ。
ただし僕は今、LF版を推している。お腹の調子が改善したという実感があるからだ。長く飲み続けるものだからこそ、体に合うかどうかは味以上に重要だと思う。
プロテインを飲むとお腹の調子が悪い、あるいは何となく不調が続いている。そう感じているなら、乳糖を疑ってみてほしい。WPIより安く試せるLFという選択肢があることを、僕はもっと早く知りたかった。
お腹に問題がない人なら、2種類を並行して回すのもいい。味に飽きて飲まなくなるという、最悪のパターンを避けられる。
完璧な製品を求めるならWPIタイプや高価格帯の製品がある。だがその価格で毎日続けられるかというと、話は別だ。多少の手間を許容して安く続けるか、手間なく高く買うか。その選択だと思っている。
僕は前者を選んだ。3ヶ月分がまとめて手元にある安心感と、毎日気兼ねなく飲める価格。これに勝る要素は、今のところ見つかっていない。
※本記事は、実際に購入した製品について、パッケージ記載の情報およびメーカーが公開している製品情報を参照しながら作成しています。
※本製品は食品であり、疾病の治療・予防を目的としたものではありません。効果には個人差があります。
※アレルギー体質の方、疾病のある方、妊産婦の方は、お召し上がりになる前に必ず医師または薬剤師にご相談ください。体質や体調に合わない場合は使用を中止してください。
※原材料・栄養成分は製造時期により変更される場合があります。栄養成分表示はパッケージに「配合規格量からの推定値」と記載されています。購入前に販売ページおよび製品パッケージの最新情報を必ずご確認ください。
※味や溶けやすさに関する記述は僕個人の感想です。感じ方には個人差があり、ロットによっても差が生じる可能性があります。
※価格は販売店や時期によって変動します。
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