プロテインを大容量で買っている人なら、一度は思ったことがあるはずだ。この袋、どうにかならないのかと。
エクスプロージョンの3kgパックを愛用しているのだが、あの袋は正直かなり扱いにくい。ジッパーは付いているが、粉が挟まって閉まりが甘くなる。自立しないので棚の中で倒れる。スプーンを入れると口が広がりきらず、腕を突っ込むことになる。そして何より、湿気が入るのが怖い。
その解決策として買ったのが、岩崎工業の**ラストロウェア SLジャンボケース 12.5L(B-2893 KN)**だ。商品名には「米びつ」と書かれているが、僕はプロテイン専用の容器として使っている。
先に結論を言うと、これが正解だった。3kgのプロテインが余裕を持って収まり、密閉性も高く、口が広いのでスクープも使いやすい。米びつとして買う人が多いだろうが、プロテインユーザーにこそ薦めたい製品だ。
【スペック(仕様一覧)】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ラストロウェア SLジャンボケース |
| メーカー | 岩崎工業 |
| 品番 | B-2893 KN |
| 容量 | 12.5L(満水容量) |
| 商品サイズ | 約 幅220×奥行333×高さ305mm |
| 重量 | 約779g |
| 材質 | 本体・フタ:ポリプロピレン/パッキン:シリコーン |
| ロック | 4辺ロック(ヒンジ式) |
| 機能 | 抗菌、目盛り表示、中空シリコーンパッキン |
| 生産国 | 日本製 |
| 米換算 | 約11kg |
【なぜ「米びつ」をプロテイン容器に選んだのか】
プロテイン専用の保存容器も売っている。だが調べてみると、意外と選択肢が少ない。容量が中途半端だったり、密閉性が心もとなかったり、値段が高かったりする。
そこで発想を変えて、米びつ売り場を見に行った。米とプロテインは、実は保存条件がよく似ている。
- 粉状・粒状で湿気を嫌う
- 一度に大量を保存する
- スコップやカップで掬い出す
- 虫やホコリの侵入を防ぎたい
つまり、米の保存に適した容器はプロテインの保存にも適している。しかも米びつは市場が大きいぶん、製品の完成度が高く価格もこなれている。
その中で選んだのが、このSLジャンボケースだ。
【12.5Lという容量がちょうどいい】
エクスプロージョンの3kgパックを入れるのに、12.5Lはちょうどいい。
プロテインパウダーは見た目より嵩張る。粉なので密度が低く、3kgでも相当な体積になる。小さすぎる容器を買うと入りきらず、袋のまま余りを保管することになって本末転倒だ。
12.5Lなら3kgを入れても余裕があり、スクープを差し込んで掬う空間も確保できる。これが地味に重要で、パンパンに詰まっていると粉をこぼしやすい。
ちなみに、このシリーズには3L、6L、8L、11L、16Lなど複数のサイズがある。1kgパックなら6L前後、5kgクラスなら16Lというように、自分の買う量に合わせて選べるのはありがたい。
【4辺ロックと中空パッキンの密閉性】
この製品の核心が密閉構造だ。
4方向から均等にロックする設計で、水漏れやニオイ漏れを防ぐ。そして特徴的なのが中空シリコーンパッキンだ。
中が空洞のやわらかいパッキンが変形に追従し、フタ全体をムラなく密着させる。メーカーによれば、大型容器では本体やフタが微妙に歪むことがあるため、変形に追従しやすい中空パッキンを採用しているという。
これはプロテイン保存にとって重要な機能だ。プロテインは湿気を吸うと固まる。ダマになった粉は溶けにくく、シェイカーで振ってもザラつきが残る。最悪の場合はカビの原因にもなる。
密閉性が高い容器に入れておけば、そのリスクを大きく下げられる。メーカーも「乾燥や湿度を維持しなければならないものの保管には最適」としている。まさにプロテイン向きだ。
なお、モノタロウのレビューには「液体が漏れないとの記載があったが少々漏れる」という声もあった。ただしこれは本来の使い方とは異なる用途での話とのことだ。粉物の保存という用途なら問題ないと考えていい。
【ヒンジ式ロックの耐久性が期待できる】
見落とされがちだが、この製品のロック機構は作りが良い。
4辺のロックはヒンジ式で、折り曲げ実験10000回以上をクリアしている。さらに部分的に破損しても使い続けられる構造になっているという。
保存容器で最初に壊れるのは、たいていロック部分だ。プラスチックの爪が折れて閉まらなくなり、容器としての機能を失う。毎日開け閉めするものだから、ここの耐久性は本質的に重要だ。
1万回というのは、1日1回開けても27年分の計算になる。実際にはもっと開閉するだろうが、それでも十分な余裕がある。
しかも部分的に壊れても使い続けられる設計というのが良心的だ。4辺のうち1つが破損しても、残り3辺で密閉できる。
【透明で残量が一目でわかる】
本体は高透明のポリプロピレンで、中身がひと目で確認できる。側面には目盛り表示もある。
プロテインの残量管理は意外と重要だ。袋のままだと、開けてみるまで残りがわからない。「明日から新しいのを開けよう」と思っていたら実は空だった、ということが起きる。
透明容器なら、棚を見ただけで残量がわかる。次の注文タイミングも判断しやすい。エクスプロージョンのような大容量プロテインは届くまでに時間がかかることもあるので、早めに気づけるのはありがたい。
【持ち手があるので出し入れが楽】
両側に指をしっかりかけられる持ち手が配置されている。
3kgのプロテインが入った状態だと、容器込みで4kg近くになる。棚の上段に置いている場合、持ち手がないと下ろすのが怖い。滑って落とせば、粉が部屋中に飛散する惨事になる。
持ち手があるだけで安定して運べる。地味だが、重い物を入れる容器としては必須の設計だと思う。
【日本製で抗菌仕様】
日本製で、抗菌対応の保存容器だ。
食品を長期保存する容器なので、この点は安心材料になる。ラストロウェアは40年以上続くロングセラーブランドで、プロの使用にも耐える品質とされている。
数百円の海外製容器と比べれば値は張るが、口に入るものを保管する容器なので、ここはケチらないほうがいいと思っている。
材質はポリプロピレンで、酢・油・アルコールなどにも使える。においの強いヌカ床の保存にも適しているとされるくらいなので、プロテインの保存には十分すぎる性能だ。
【ここは注意|購入前の確認点】
正直に気になる点も挙げておく。
- サイズが大きい:幅220×奥行333×高さ305mm。設置場所を測ってから買いたい。棚の高さが足りないと入らない。
- 重量779g:容器自体もそれなりに重い。中身と合わせるとかなりの重さになる。
- 電子レンジ不可:加熱用途には使えない。プロテイン保存には関係ないが念のため。
- 満水容量表記に注意:12.5Lは満水時の数値。実際に入れられる量はこれより少ない。
- 粉が付着する:プロテインは静電気で壁面に付く。定期的に洗いたい。
- 洗った後はしっかり乾燥させる:水分が残った状態で粉を入れると、そこから固まる。これは容器の問題ではなく運用の話だ。
【プロテイン保存の実用ポイント】
せっかくなので、この容器を使ううえでのコツも書いておく。
乾燥剤を一緒に入れる。 密閉性が高いとはいえ、開け閉めのたびに湿気は入る。食品用の乾燥剤を入れておくとより安心だ。
スクープを中に入れっぱなしにしない。 濡れた手でスクープを触った後に容器へ戻すと、そこから湿気が広がる。専用の置き場所を作るか、毎回洗って乾かすのが理想だ。
詰め替えは一度に。 袋から容器へ移すとき、粉が舞う。屋外かシンクの中でやると後片付けが楽になる。3kgを一気に入れると重いので、少しずつ流し込むといい。
古い粉が残った状態で継ぎ足さない。 容器の底に古い粉が残ったまま新しいものを足すと、下の粉がずっと使われずに劣化する。使い切ってから洗って、新しいものを入れる運用にしたい。
【向いている人/向いていない人】
向いている人
- 大容量プロテインを買っている人
- 粉物の湿気対策をしたい人
- 米びつとして本来の用途で使いたい人
- 小麦粉、片栗粉、ペットフードなどを大量保存したい人
- 残量を目で確認したい人
- 日本製・抗菌にこだわる人
向いていない人
- 設置スペースが限られている人
- 少量しか保存しない人(小さいサイズを選ぶべき)
- 電子レンジで使いたい人
- とにかく安く済ませたい人
【まとめ|プロテインユーザーにこそ薦めたい】
岩崎工業のSLジャンボケース 12.5Lは、4辺ロックと中空シリコーンパッキンによる高い密閉性、1万回の折り曲げ試験をクリアしたヒンジ式ロック、透明ボディと目盛り表示、持ち運びやすい取っ手を備えた日本製の保存容器だ。
商品名は「米びつ」だが、エクスプロージョンの3kgプロテインを入れる容器として、これ以上ないほど役割を果たしてくれている。湿気を防ぎ、残量が見え、スクープが使いやすく、重くても安全に運べる。
袋のまま保管していた頃の不満が、すべて解消された。プロテインの粉が固まる、袋が倒れる、残量がわからない。あの小さなストレスの積み重ねから解放されるだけで、買った価値はあったと思っている。
大容量プロテインを常用しているなら、保存容器はケチらないほうがいい。中身のほうがよっぽど高いのだから。
※本記事は、実際に購入した製品について、メーカーおよび販売ページが公開している製品情報を参照しながら作成しています。本製品は食品保存容器であり、記載の用途は筆者個人の使用例です。保存状態や品質保持については、保存する食品のメーカーが定める保存方法もあわせてご確認ください。サイズや仕様は変更される場合があるため、購入前に販売ページの最新情報および設置スペースをご確認ください。



