はじめに
ダーツを上達したくてこの記事にたどり着いた皆様に1つ、プロライセンスをもつ僕から言えることがあります。
それは、「Aフライトは練習で到達できる」という事です。
センスのあるなしによる、上達スピードの違いは確かにありますが、到達できないことはありません。
ただし、【練習量】は必要になります。
練習量が必要という大前提を元に
この記事はダーツ初心者が最短でAフライトに到達するための実践ガイドです。フォーム、マイダーツの選び方、PDCAの回し方までを網羅。カウントアップ平均640点を現実的な目標とした内容になっています。
目次
- ステップ1:目標設定は“数字”で明確に
- ステップ2:マイダーツを導入する
- ステップ3:基礎フォームの徹底習得
- ステップ4:PDCAサイクルで練習を“科学化”
- ステップ5:発展的練習とモチベーション維持
- 練習環境の比較
- おすすめツール・アプリ
- よくある質問(FAQ)
ステップ1:目標設定は“数字”で明確に
「上手くなりたい」ではなく、数値化された目標(例:平均スコア、クリケット平均)を設定します。進捗が測れ、振り返りの質も上がります。
おすすめの目標階層
- 短期(1〜2週間):カウントアップ平均500点
- 中期(1〜3ヶ月):平均580点+クリケット2.3マーク
- 長期(半年〜1年):Aフライト(平均640点/クリケット2.5マーク)
TIP: DARTSLIVEやPHOENIXDARTSのアプリで自動記録。週単位で折れ線グラフ化するとモチベ維持に効きます。
ステップ2:マイダーツを導入する
ハウスダーツは再現性が低く、上達が遅れがち。自分専用のマイダーツでグリップ、フォームを安定させましょう。
選び方の要点
- 材質:タングステン80%前後
- 重量:18〜20g
- 形状:ストレート〜緩やかなトルピード
- 価格:5,000〜10,000円(コスパ良)
入門の定番
- Harrows Assassin シリーズ
- TARGET Power Series(入門用)
周辺パーツ: シャフトはショート〜ミディアム、フライトはスタンダード型がおすすめ。
ステップ3:基礎フォームの徹底習得
フォーム3要素
- スタンス: 肩幅、利き腕側を前。体軸を固定。
- グリップ: 親指・人差し指・中指で軽く。力み厳禁。
- リリース: 気持ちよくダーツが手から離れる感覚を意識する。
※あくまでも、参考程度に考えてください
ありがちな失敗と修正
- 立ち位置が毎回ズレる → 足位置の基準線を床にメモ
- 強く握りすぎる → 指先で「つまむ」感覚を練習
- 狙う前に振り上げる → ルーティンに「照準→吸気→投擲」を固定
実践: スマホを横置きで撮影し細かく自分のフォームをチェック。
ステップ4:PDCAサイクルで練習を“科学化”
回し方の例
- PLAN: 「今日は20の命中率50%」
- DO: 20のみ100本、クリケット20特化
- CHECK: ヒット率を記録、動画で肘の軌道を確認
- ACTION: 立ち位置を半足分調整、次回へ反映
60分メニュー例
- ウォームアップ(カウントアップ1回)
- 20・19・18単体狙い(各50本)
- 01(301)×3回
- クリケット×2回
- 記録&所感(3分)
ステップ5:発展的練習とモチベーション維持
- 大会・リーグ参加: 本番の緊張下で課題が見える
- 次のゴール設定: AAやプロ試験で再び行動が加速
- コミュニティ: 上級者の投げ方を近距離で観察
メンタル術: 練習後に「今日の良かった点×3」を必ず記録。停滞期はフォーム微調整と休養でリズムを再構築。
練習環境の比較
環境 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ネットカフェ/ゲームセンター | 安価・投げ放題・集中しやすい | 混雑・騒音の影響 |
ダーツバー | 対戦機会・交流が増える | コスト高・一人練習は非効率 |
自宅 | 毎日練習可・習慣化しやすい | 初期費用・設置スペースが必要 |
おすすめツール・アプリ
- DARTSLIVE: スコア記録、ランキング
- PHOENIXDARTS: オンライン対戦
- 動画分析: スロー再生でフォーム解析
よくある質問(FAQ)
Q. Aフライトに必要な期間の目安は?
A. 週3〜5日・1回60分の計画練習で、3〜6ヶ月が一つの目安です(個人差あり)。
Q. バレル重量は何gが良い?
A. 18〜20gが扱いやすいレンジ。迷ったら19g前後から。
Q. 家投げの騒音が心配です。
A. ソフトダーツ&吸音マットで大幅に軽減。深夜は避け、近隣配慮を。
まとめ
いろいろと書いてきましたが、練習量を確保できればAフライトは到達できます。
ただレーティングを上げるだけなら、一人でカウントアップをただひたすらにやり続けるのが、多分一番の上達方法だとは個人的には思うのですが、それが出来る人は多分この記事にたどり着くことは無いでしょう。
ダーツの練習のモチベーション維持や少しでも早く上達したい人が、今回の内容で自分に取り入れられそうなところだけでもいいので、取り入れてもらい、Aフライトを目指していただければ幸いです。