Nintendo Switch 2を購入して使っている。画質も音質も良く、モニターへの出力も問題ない。買ってよかったと思っている。
そのうえで先に結論を書く。この本体の良いところと不満なところは、ほとんどが「画面が大きくなった」という一点から出ている。大画面は見やすい。その代わり、ベッドの上で寝転がって遊ぶには大きすぎるし、バッテリーも長くはもたない。
つまり長所と短所が同じ設計変更の表と裏になっている。だから「どこで遊ぶか」で評価が変わる本体だというのが、使ってみての実感になる。

【スペック】
| 発売日 | 2025年6月5日 |
| 画面 | 7.9インチ液晶/1920×1080(フルHD)/HDR対応 |
| 携帯モード | 最大1080p/120fps(可変リフレッシュレート対応) |
| TVモード | 最大4K/60fps、1440pまたは1080pで120fps |
| 本体サイズ | 縦116mm×横272mm×厚さ13.9mm(Joy-Con 2装着時) |
| 重量 | 本体のみ約401g/Joy-Con 2装着時 約534g |
| バッテリー | 5220mAh/連続使用 約2時間〜6.5時間 |
| 端子 | USB Type-C×2(上部・下部)、ヘッドホンマイク端子 |
| その他 | ノイズキャンセリング機能付きマイク内蔵、Cボタン(ゲームチャット) |
【画面が大きい。数字で見るとどれくらいか】
画面は7.9インチ。初代Switchの6.2インチと比べると、対角で1.7インチ大きい。
ただ対角の数字では実感がつかみにくい。面積で見ると約1.6倍、画素数で見ると約2.25倍になっている。解像度が1280×720から1920×1080に上がったぶんだ。
この「面積1.6倍・画素2.25倍」という組み合わせが効いている。面積の伸びより画素の伸びのほうが大きいので、画面が大きくなったのにドットが粗くならない。単に引き伸ばしただけなら文字はぼやけるが、そうなっていない。実際に文字は読みやすくなったし、細かい表示に目を寄せる回数が減った。
音についても、初代から明確に良くなったと感じている。ただし僕は画質・音質の設定を初期状態から一切変えていない。ここに書いているのは、買ってきてそのまま電源を入れた状態の話だ。
【ベッドの上では大きすぎる】

ここが僕にとって一番はっきりした不満だ。寝転がって遊ぶには、この本体は大きすぎる。
数字を並べるとこうなる。
- Switch 2:横272mm/Joy-Con 2装着時 約534g
- 初代Switch:横239mm/Joy-Con装着時 約398g
横幅が33mm伸びて、重量が136g増えている。数字だけ見ると大した差に思えないかもしれないが、これが寝た姿勢だと効いてくる。
理由は姿勢の違いにある。椅子に座って遊ぶなら、肘を体や机に預けられるので本体の重さは腕全体で支えられる。ところが仰向けで持ち上げると、支えるものが何もない。534gを腕だけで宙に保持し続けることになる。
さらに横幅が伸びたぶん、握る両手の間隔が広がる。手首を支点にしたときの腕の外側にかかる負担が増えるので、同じ重さでも横に長いほうがきつくなる。重量の増加と横幅の増加が、寝た姿勢では同じ方向に足し算されてしまう。
これは本体の欠陥ではなく、画面を大きくしたことの必然的な帰結だ。大きい画面が欲しいなら本体は大きくなるし、大きくなれば重くなる。座って遊ぶ人には長所として、寝転がって遊ぶ人には短所として同じ設計が現れる。
ベッドで長時間遊ぶことが多い人は、テーブルモードにしてスタンドで立てるか、素直に据え置きで使う前提で考えたほうがいい。
【バッテリーは長くない。ポケモンレジェンズZ-Aで3〜4時間】
携帯モードのバッテリーについても書いておく。
ポケモンレジェンズZ-Aをプレイした体感では、3〜4時間ほどだった。これは設定を初期状態から変えていない、買ったままの状態での話だ。画面の明るさも触っていない。
任天堂の公表値は約2時間〜6.5時間とされている。僕の体感はこのレンジの中に収まっているので、特別に持ちが悪い個体というわけではなさそうだ。ソフトによって変わる、というのはそのとおりだと思う。
比較のために書いておくと、初代Switchと有機ELモデルの公表値は約4.5〜9.0時間だ。下限で2倍以上、上限でも1.4倍近い差がある。世代が新しくなってバッテリーの持続時間が短くなっている。
バッテリー容量自体は4310mAhから5220mAhに増えている。それでも持続時間が短いということは、容量の増加より消費電力の増加のほうが大きかったということになる。画面が大きくなり、解像度が上がり、120fpsに対応し、処理性能が上がった。全部が電気を使う方向の変更だ。
ここでも同じ構図になっている。画面を良くした代償が、そのままバッテリーに出ている。外に持ち出して長時間遊ぶ道具として見ると、初代のほうが優秀だったという言い方もできてしまう。
【モニター出力は問題ない】

ドックに挿してゲーミングモニターに出力しているが、こちらは問題なく使えている。画質も安定していて、映らない・チラつくといったトラブルは起きていない。
TVモードでは最大4K/60fpsに対応する。加えて、解像度を落とせば1440pまたは1080pで120fpsという選択肢もある。4Kテレビを持っていなくても、WQHDや高リフレッシュレートのモニターがあれば別の形で性能を使えるという設計になっている。
持ち歩きのバッテリーが短いことを考えると、この本体はドックに挿している時間のほうが長くなりやすい。実際、僕の使い方もそうなりつつある。据え置き機として見れば、バッテリーの短さは問題にならない。
【弱点として整理する】
- 寝転がって遊ぶには重くて横に長い(Joy-Con 2装着時 約534g、横272mm)
- バッテリーが初代より短い(公表値 約2〜6.5時間、初代は約4.5〜9.0時間)
- 携帯機として持ち出すなら、モバイルバッテリーを併せて考える必要がある
- 大きくなったぶん、収納ケースやアクセサリーは初代のものが使えない
裏返せば、据え置き寄りに使う人にとっては、この弱点リストはほぼ空になる。机に置いて遊ぶ、テレビにつないで遊ぶ。この使い方なら重さもバッテリーも問題にならず、画面の良さだけを受け取れる。
【向いている人/向いていない人】
向いている人
- テレビやモニターにつないで遊ぶ時間が長い人
- 机に置いて、あるいは座って遊ぶことが多い人
- 初代の画面の粗さや文字の小ささが気になっていた人
- 高リフレッシュレートのモニターを持っている人
- 1回のプレイが2〜3時間くらいで区切れる人
向いていない人
- ベッドで寝転がって長時間遊ぶのが主な遊び方の人
- 外出先で充電できない環境で長時間遊びたい人
- とにかく軽くて小さいものが欲しい人
- 今のところ初代で遊べるソフトしか買う予定がない人
【まとめ】
Nintendo Switch 2は、画面が良くなった。面積で1.6倍、画素数で2.25倍。文字は読みやすく、映像はきれいで、音も悪くない。モニター出力も安定している。買って後悔はしていない。
ただ、その画面のために本体は横に33mm伸びて136g重くなり、バッテリーは初代より短くなった。不満として挙げた2点は、良いところとして挙げた1点の裏側にある。別々の欠点ではなく、同じ選択の別の面だ。
だから買うかどうかの判断は、性能表を眺めるより先に決まると思っている。自分はどこで、どんな姿勢で、何時間ゲームをするのか。机やテレビの前が主戦場なら、この本体は素直に良い。ベッドの上で寝転がって何時間も、という遊び方が中心なら、大きさと電池は毎回ついてくる。
僕は結果として、ドックに挿している時間が増えた。それは不満というより、この本体が示している使い方に自分が寄っていったということなのだと思う。
※本記事は、僕が実際に購入して使用している本体について書いています。スペックは任天堂が公表している情報および各メディアの発表内容に基づきます。
※バッテリーの持続時間は、プレイするソフト、画面の明るさ、通信状態、室温などの条件によって大きく変わります。本記事に記載した時間は計測機器を用いた測定値ではなく、設定を初期状態のまま使用した際の僕の体感です。
※本体の重さや大きさの感じ方には個人差があります。
※価格・仕様・対応機能・本体更新の内容は変更される場合がありますので、購入前に任天堂の公式情報および販売ページの最新情報をご確認ください。
※Nintendo Switch、Nintendo Switch 2、Joy-Conは任天堂株式会社の商標です。ソフトウェアのタイトル名は各権利者に帰属します。
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