大学生のときに買ったノートパソコンを、今も使っている。性能に大きな不満はないが、ひとつだけ困るのがUSBポートの数だ。挿したいものが3つあれば、その時点で足りない。
そこで導入したのが、RSHTECHの多ポートUSBハブだ。7ポートあって、ポートごとに独立したスイッチが付いている。現在も使っている。
先に結論を書く。これは転送速度のための道具ではなく、「速度を気にしなくていい機器をたくさん挿す」ための道具だ。そして僕が買った決め手は、ポート数ではなく電源を別に取れることだった。
先に断っておくと、がっつりデスク作業をする人には、たぶんこれは向いていない。デスクの上の見た目も、よくなるとは言えない。それでも僕にはありがたい製品だった。その理由を書いていく。

【スペック】
| メーカー | RSHTECH |
| ポート数 | 7ポート |
| 規格 | USB 3.2(10Gbps)とUSB 3.0(5Gbps)が混在。本体にポートごとの表示あり |
| スイッチ | ポートごとの独立スイッチ+LEDインジケータ |
| 電源 | セルフパワー/バスパワー両対応(ACアダプタ付属) |
| ボディ | アルミ製 |
| ケーブル | 取り外し可能(1m) |
ひとつ注意点を書いておく。RSHTECHは同じような外観で、ポート構成の違う7ポートモデルを複数出している。USB-Aが多いもの、USB-Cが多いもの、電源アダプタの出力が違うもの。型番の末尾がひと文字違うだけで中身が変わる。
だから買うときは、商品名ではなく型番とポート構成の表記を見たほうがいい。「7ポート」「アルミ」「独立スイッチ」まで同じ製品が並んでいるので、名前だけでは区別がつかない。
【買った決め手は、電源を別に取れること】
USBハブを選ぶとき、ポート数ばかり見てしまう。だが古いノートパソコンで使うなら、本当のボトルネックは数ではなく電力だ。
仕組みはこうなっている。バスパワーのハブは、パソコン側のUSBポートから流れてくる電力を、挿した機器全部で分け合う。ポートを7つに増やしても、元の1ポート分の電力が7つに割られるだけだ。だから機器を増やしていくと、どこかで足りなくなる。
足りなくなったときに何が起きるかというと、たいてい分かりにくい形で出る。認識したりしなかったり、動いていたものが急に切れたり。「ハブが壊れた」ように見えて、実際は電力が足りていないだけ、ということが起こる。
セルフパワー対応なら、ACアダプタから直接電力を取れる。パソコン側の給電能力に依存しなくなる。これが古い機種を使い続けるうえで効いてくる。
逆に、電力をあまり食わないものしか挿さないならACアダプタを外して使える。「電源を別に取れる」というのは、付加機能ではなくこのハブを選ぶ主な理由になりうる部分だと思っている。僕はそこで選んだ。
【速度を気にしない機器が多いほど、価値が上がる】

このハブは、ポートによって速度が違う。10Gbps(USB 3.2)のポートと、5Gbps(USB 3.0)のポートが混在している。
これを「全ポートが速いわけではない」という欠点として書くこともできる。ただ、僕の使い方ではこれが問題にならなかった。挿しているものが、速度を必要としない機器ばかりだからだ。
マウス、キーボード、USBメモリ、充電用のケーブル。この手のものは10Gbpsどころか5Gbpsも使い切らない。速度差が意味を持つのは、外付けSSDのように大きなデータをまとめて動かすときだけだ。
つまりこのハブは、「速度が要らない機器が多い人」ほど価値が上がる。ポートごとの速度差を気にしなくていいなら、7ポートを純粋に7ポートとして使える。逆に、どのポートに何を挿すかを毎回考えなければならない人にとっては、面倒な製品になる。
ポートごとの独立スイッチも、この使い方と噛み合っている。使わない機器の電源を個別に切れるので、挿しっぱなしにしたまま「今は使わない」ができる。抜き差しの回数が減るのは、ポート周りの寿命にも効く。
【がっつりデスク作業には向かない】
正直に書く。デスクでしっかり作業する人には、これはあまり向いていないと思う。
理由はいくつかある。
ポートによって速度が違う。速度が必要な作業をするなら、どのポートに挿すかを常に意識することになる。挿し替えのたびに考えるのは、作業の集中を削る。
ポートの間隔が広くない。太めのUSBメモリやアダプタを挿すと、隣が使いにくくなる。7ポートあっても、実際に同時に挿せるのが7つとは限らない。
そして、デスクの上の見た目が良くなるわけではない。ハブを入れれば配線が片付く、という思い込みで買うと、そこは裏切られる。
【見た目については期待しないほうがいい】
ハブを導入すると配線が片付く、という説明をよく見る。僕の実感は逆だ。
考えてみれば当たり前で、ハブは配線を隠す道具ではなく、配線を1か所に集める道具だからだ。集まった配線は、集まったぶんだけそこに見える。7ポート全部を使えば、机の上の一点から7本のケーブルが伸びることになる。
本体はアルミ製で、作りが安っぽいわけではない。ただ、ポートごとの青いLEDが常時点灯するので、暗い部屋だとそれなりに目立つ。電源スイッチのマークが並んだ見た目も、機械的というか、インテリアに馴染む方向ではない。
僕は個人的にそこを気にしていないので問題になっていない。ただ、デスクの見た目を整えたくてハブを買おうとしているなら、期待の方向が違うと思う。ハブが解決するのは配線の見た目ではなく、ポートの不足のほうだ。
【古いノートパソコンを使い続けるための道具】

結局のところ、この製品が僕にとって何だったかというと、大学生のときに買ったノートパソコンを、買い替えずに使い続けるための道具だ。
ポートが足りないという理由だけでパソコンを買い替えるのは、金額の桁が違う。数千円のハブで解決するなら、そのほうが合理的だ。しかも古い機種ほど給電能力に不安があるから、セルフパワー対応であることが効いてくる。
新しいパソコンを持っていて、速度も見た目も求める人なら、たぶん別の選択肢がある。だが「今のパソコンをもう少し使いたい」という動機で探しているなら、この方向の製品はよく効く。
【弱点】
- ポートによって速度が違う。全ポートが10Gbpsではない
- ポート間隔が広くない。太い機器を挿すと隣が使いにくい
- デスクの見た目は良くならない。LEDも常時点灯する
- 据え置き前提。ACアダプタも含めると持ち運ぶ構成ではない
- 似た型番が多い。ポート構成を確認しないと違うものが届く
- コンセントを1口使う。セルフパワーで使うなら電源の空きも必要
【向いている人/向いていない人】
向いている人
- ポート数の少ない古めのノートパソコンを使い続けたい人
- 挿したい機器の多くが、速度を必要としない人
- 機器を挿しっぱなしにして、電源だけ切り替えたい人
- バスパワーで機器が不安定になった経験がある人
- 見た目より数を優先できる人
向いていない人
- デスクでしっかり作業して、転送速度が仕事に直結する人
- デスク周りの見た目を整えたい人
- 持ち運んで使いたい人
- 太いUSBメモリやアダプタを複数使う人
- コンセントに空きがない人
【まとめ】
このハブは、速度を買う製品ではない。ポートの数と、電源を別に取れることを買う製品だ。そう理解して選べば、期待とずれない。
ポート数だけを見て選ぶと、バスパワーで電力が足りずにつまずく。速度の表記だけを見て選ぶと、全ポートが速いと誤解する。見るべきは「電源を別に取れるか」と「自分が挿すものは速度が要るのか」の2つだと思う。
そして、デスクの見た目は良くならない。ハブは配線を隠す道具ではなく、集める道具だからだ。そこを求めているなら、買うものが違う。
僕は大学生のときのノートパソコンを今も使っていて、その延命のためにこれを選んだ。その用途に対しては、しっかり働いてくれている。合う人には合う、はっきりした製品だと思う。
※本記事は、僕が実際に購入して使用している製品について書いています。転送速度の測定は行っていないため、実測値は記載していません。使用感は僕個人の感想です。
※RSHTECHは外観の似た7ポートモデルを複数展開しており、ポート構成や電源アダプタの仕様が型番によって異なります。本記事の内容は僕が使用している個体についてのものです。購入前に、販売ページで型番とポート構成をご確認ください。
※接続する機器の動作や必要な電力は機器によって異なります。消費電力の大きい機器を使用する場合は、セルフパワーでの使用および機器側の要求仕様をご確認ください。
※価格・仕様・付属品は変更される場合がありますので、購入前に販売ページの最新情報をご確認ください。
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※本記事の作成にあたり、文章の構成・編集にAIを利用しています。掲載内容の最終確認は僕自身が行っています。

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