UGREEN Nexode 100W GaN 急速充電器 レビュー|1台4役の実力と“出力配分”の注意点

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ノートパソコン用のACアダプター、スマホ用の充電器、タブレット用、イヤホン用……気づけばバッグの中もデスクの足元も、充電器とケーブルでごちゃごちゃ。僕もずっとこの状態にうんざりしていた。

それを1台にまとめてくれるのが、UGREEN Nexode 100W GaN 急速充電器だ。USB-Cを3ポート、USB-Aを1ポート備えた4ポート構成で、単ポートなら最大100W。MacBook Proクラスのノートパソコンまで、これ1台で面倒を見られる。

先に結論を言っておく。Nexode 100Wは、「ノートPCも充電できる高出力を、できるだけ安く、1台にまとめたい」人にとって、コスパ最強クラスの充電器だ。定価7,980円で100W・4ポート、しかもセールならさらに下がる。出張や在宅ワークのお供として、かなり優秀な選択肢である。

一方で、複数ポートを挿すと出力が分配されて下がる仕組みや、100Wを出すには専用ケーブルが要る点など、買う前に知っておくべき“クセ”もある。このあたりを正直に解説していく。

なお本記事は、メーカー公式情報と実際のユーザーレビューをもとに僕がまとめたレビューだ。実際の充電速度は、接続機器・ケーブル・ポートの組み合わせ・バッテリー残量などで変わる点は先に断っておく。

【まずは基本スペック】

項目内容
製品名UGREEN Nexode 100W GaN 急速充電器(型番40737/CD226表記あり)
ポート構成USB-C×3+USB-A×1(合計4ポート)
最大出力合計最大100W
単ポート出力USB-C1/C2:最大100W、USB-C3/USB-A:各最大22.5W
2ポート例USB-C1+USB-C2:65W+30W
対応規格USB PD 3.0/2.0、PPS、QC 4.0+/4.0/3.0/2.0、AFC、SCPなど
入力100〜240V/50〜60Hz/最大2.3A
半導体技術GaNFast II
プラグ折りたたみ式
本体サイズ/重量約69×69×33mm/約224g
カラーホワイト
安全規格PSE技術基準適合
公式掲載価格7,980円(税込・記事作成時点)
保証24か月(販売店の条件による)

100〜240V対応・折りたたみプラグで海外にも持ち出せる、旅行・出張向きの1台だ。

【価格:定価7,980円。でもセールが狙い目】

まず価格から。公式の掲載価格は7,980円(税込)。100W・4ポートの充電器としては、これでも十分に安い部類だ。

ただ、UGREENのこの手の充電器はセールでの値引きが常態化しているのがポイント。レビューでも「定価7,000〜8,000円前後だが、タイムセールなら5,000円以下になることもある」という声が出ている。純正のノートPCアダプターを1個買う値段で、ノートPCもスマホもまとめて充電できる4ポート機が手に入るなら、コスパは文句なしだ。

同価格帯のAnker製品と比べると出力が65Wにとどまる場面もあり、「価格を重視するならUGREEN」という評価もよく見かける。急いで定価で買うより、セールを狙うのが賢い。

【最大100W:ノートPCも1台でいける】

上側のUSB-C1/C2は、単ポート使用時に最大100Wで出力できる。MacBook Pro、MacBook Air、Dell XPS、ThinkPadなど、USB-C充電対応のノートパソコンへ給電可能だ。純正アダプターを家に置いて、この1台だけをバッグに入れる、という使い方ができる。

出力もしっかり出る。ある比較検証ではType-Cポートで実測100W超を記録し、多くのライバルが65W止まりの中でトップレベルの速度だったと報告されている。大型ノートPCも約2時間でフル充電できる実力だ。

注意点として、100W対応でも接続機器へ常に100Wが流れるわけではない。USB PDは機器が必要とする電力に自動で合わせるので、30Wのスマホをつないでもスマホ側の上限までしか流れない。過剰な電力が強制的に流れることはないので、そこは安心していい。

なお、高性能ゲーミングノートなど100Wを超える電源を要する機種では、充電が追いつかない場合がある。DellのノートPCは仕様上65Wまでに制限される、という報告もあるので、手持ちの機種の要求電力は確認しておこう。

【4ポートの実力と“出力配分”という最大の注意点】

このタイプの充電器で必ず理解しておきたいのが、挿すポートと台数によって出力が変わるという点だ。ここがNexode 100Wの一番の“クセ”であり、レビューでも「差す場所で充電能力が違うのは注意点」「仕組みが分かりにくく説明書が要る」という声が目立つ。

具体的にはこうなっている。

  • 1台のみ:USB-C1またはC2で最大100W
  • 2台(C1+C2):65W+30W
  • ノートPCを100Wで充電したいなら、C1かC2を“単独”で使う

つまり、100Wフルで使えるのはノートPC1台を単独接続したときだけ。2台目を挿した瞬間、ノートPC側は65Wへ下がる。消費電力の大きいノートPCはC1/C2へ、スマホやイヤホンはC3/USB-Aへ、と役割で挿し分けるのがコツだ。ポート横にPC/スマホのアイコンが描かれているので、それを目印にすると分かりやすい。

もう一つ、実使用上の細かな注意。新しい機器を挿すと、一瞬すべてのポートの給電がリセットされる挙動がある。これはこの種の充電器では一般的だが、ノートPCで作業中に別の機器を挿すと、PCが一瞬給電を失うことがある。作業中の抜き差しは避けたほうが無難だ。

【GaNでこのサイズ。ただし手に取ると重さはある】

窒化ガリウム(GaN)のGaNFast IIを採用することで、100W・4ポートを約69×69×33mmに収めている。ノートPC用の大きなACアダプターと比べれば、確実に持ち運びやすい。折りたたみ式プラグもバッグ内で引っかからず、旅行・出張向きだ。

ただ、本体は約224gあり、手に取るとしっかり重い。比較検証でも「上位には軽量コンパクトな製品も多く、持ち運び重視なら他も検討を」と指摘されている。壁のコンセントに直挿しし、そこへ4本のケーブルをぶら下げると、緩いコンセントでは本体が傾くこともある。設置場所は選んだほうがいい。

【100Wを出すには5A・eMarkerケーブルが必須】

見落としがちだが重要なポイント。USB-Cから100Wを引き出すには、5A対応かつeMarkerチップ入りのUSB-Cケーブルが必要だ。一般的な3A対応ケーブルだと、最大60W程度に制限されてしまう。

充電器・ケーブル・機器の3つがすべて100Wに対応して、初めて最大性能が出る。出張用に買うなら、100W対応ケーブルもセットでポーチに入れておこう。ここをケチると「100W充電器なのに遅い」と感じる原因になる。

【発熱・安全性】

GaN採用で発熱は抑えられているが、ゼロにはならない。100W近い出力や4台同時充電では本体が温かくなる。電力変換で熱が出るのは正常の範囲なので、布や衣類で覆わず、風通しのよい場所に置こう。

過電流・過電圧・過熱・短絡などの保護機能に加え、機器ごとに最適な電力を判別するSmartCharge機能を搭載。国内向けはPSE技術基準に適合している。とはいえ、破損したケーブルや緩い電源タップまで安全にしてくれるわけではないので、ケーブルやコンセント側の状態も定期的に確認したい。

触れないほどの異常な発熱、異臭、変色、頻繁な充電停止が起きたら、すぐ使用を中止してほしい。

【対応機器と使いどころ】

USB-C×3+USB-A×1なので、最新機器と旧型アクセサリーが混在した環境に強い。MacBook+iPad+iPhone+Apple Watch、WindowsノートPC+携帯ゲーム機+スマホ+モバイルバッテリー、といった組み合わせで最大4台を同時に充電できる。

PPSにも対応し、Galaxyシリーズの超急速充電(PPS 25W)にも使いやすい。iPhone、Pixel、Steam Deckなどの携帯ゲーム機にも使える。ホテルのコンセントが1口しかない出張先や、デスク周りの電源整理で、この4ポートはかなり効く。

海外では100〜240V対応なので、変換プラグさえ用意すれば対応電圧の国で使える。ただし本製品は変圧器ではないので、USB機器以外の電化製品の電圧変換には使えない点は覚えておこう。

【実際に使っている人の声まとめ】

Amazon・楽天・各レビューの傾向をまとめておく(いずれも要約・個人の感想であり、感じ方には個人差がある)。

良い評価

  • コスパが高い。セールなら5,000円以下になることもあり、Anker等より安くてポートも多い
  • Type-Cで実測100W超。大型ノートPCも約2時間でフル充電できた
  • ポート横のアイコンで、ノートPCとスマホの挿し分けが分かりやすい
  • ダークトーンでApple製品と見た目の相性が良い
  • 海外対応・折りたたみプラグで出張に便利

気になる評価

  • 挿すポート・台数で出力が変わる仕組みが分かりにくい(説明書必須)
  • 複数ポート使用時はノートPCの出力が下がる
  • 新しい機器を挿すと一瞬給電がリセットされ、作業中のPCが一瞬落ちることがある
  • 100Wクラスとしては本体が重め。持ち運び重視なら軽量機も検討したい
  • 100Wを出すには5A・eMarker対応ケーブルが別途必要

【メリット・デメリットまとめ】

メリット

  • 単ポート最大100Wで、USB PD対応ノートPCも充電できる
  • USB-C×3+USB-A×1で、最新機器も旧型アクセサリーもまとめて充電
  • 最大4台同時充電で、出張・デスク・家族共有に便利
  • PD/PPS/QCなど幅広い規格に対応
  • GaNFast II採用で100W・4ポートをコンパクトに
  • 折りたたみプラグ&100〜240V対応で海外にも持ち出せる
  • PSE技術基準適合
  • 定価7,980円、セールならさらに安くコスパ良好

デメリット・注意点

  • 最大100Wは単ポート使用時のみ。複数挿すと出力が分配される
  • 約224gと重めで、緩いコンセントでは傾くことがある
  • 100W充電には5A・eMarker対応ケーブルが必要
  • 機器を追加挿しすると一瞬給電がリセットされる
  • 高出力時は本体が温かくなる
  • USB PD 3.1の140W出力には非対応
  • 充電専用で、データ転送や映像出力はできない(USBハブではない)
  • 販売ページによって40737/CD226と型番表記が異なる

【総合評価】

UGREEN Nexode 100W GaN 急速充電器は、ノートPCからスマホ・イヤホンまで、複数のUSB機器を1台に集約できる実用性の高い充電器だ。単ポート最大100Wの出力、USB-C×3+USB-A×1の4ポート、GaNによるコンパクトさ、折りたたみプラグと海外対応――このバランスを定価7,980円(セールならさらに下)で実現しているのは、素直に強い。

一方で、複数ポート使用時の出力分配、約224gの重さ、100Wを出すための専用ケーブル、機器追加時の一瞬のリセット――といったクセは理解しておきたい。とはいえ、どれも仕組みを知って使えば問題になりにくいレベルだ。

「ノートPCを充電できる高出力が欲しい」「USB-C機器をまとめて充電したい」「出張の荷物を減らしたい」という人には、コスパ良く推せる100W充電器だと僕は思う。買うなら、100W対応ケーブルとセールのタイミングも合わせて狙ってほしい。

総合評価:4.5/5.0

  • 最大出力:4.7/5.0
  • ポート構成:4.8/5.0
  • 充電規格:4.7/5.0
  • 携帯性:4.4/5.0
  • デザイン:4.4/5.0
  • 安全性:4.5/5.0
  • 発熱対策:4.3/5.0
  • 海外での使いやすさ:4.7/5.0
  • コストパフォーマンス:4.6/5.0

※本記事は「UGREEN Nexode 100W GaN 急速充電器(USB-C×3+USB-A×1/型番40737)」を対象としています。UGREENには、USB-C×4モデル、卓上モデル、Air/Proモデル、巻き取りケーブル内蔵モデルなど、仕様の異なる100W製品がありますので、購入時はポート数と型番をご確認ください。

※価格・在庫・型番表記・対応規格・製品仕様は変更される場合があります。特にセール価格は時期によって大きく変動しますので、購入前に販売ページで最新情報をご確認ください。

※実際の出力と充電速度は、接続機器・ケーブル・ポートの組み合わせ・バッテリー残量・温度などによって異なります。

※最大100Wで充電するには、100W以上の電力伝送に対応した5A・eMarker搭載USB-Cケーブルと、100W入力対応機器が必要です。

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